EBMに基づく尿失禁診療ガイドライン
II 尿失禁の基礎知識 |
2. 病態 (表1)
尿失禁は、病態に基づく分類により、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、 溢流性尿失禁、機能性尿失禁、反射性尿失禁に分類される。さらに特殊な尿失禁として、尿道外尿失禁と小児夜尿症が加わることがある。尿道外尿失禁は尿管異所開口や膀胱腟瘻などにより腟から尿が漏れるものをいい、また小児における夜尿症は種々の病態を包括するものであるが広い意味で尿失禁の分類のひとつに入る。
表1 EBMに基づく診療ガイドライン作成の手順 | ||||||||||||||||||||||
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その他 : 尿道外尿失禁、小児夜尿症 |