第27回 診療ガイドライン作成に関する意見交換会
開催概要
近年、診療ガイドラインが扱う領域は従来の治療を中心としたものから、予防・健康づくり、看護ケアやリハビリテーションなどに広がりつつあり、さらにはICT技術等の進歩に伴い、診療ガイドラインの作成や活用を取り巻く環境やステークホルダーは大きく変化しています。
「Mindsガイドライン作成マニュアル2020 Ver 3.0」においても、診療ガイドラインが取り扱う内容や環境の多様化を鑑みて、その定義を「健康に関する重要な課題について、医療利用者と提供者の意思決定を支援するために、システマティックレビューによりエビデンス総体を評価し、益と害のバランスを勘案して、最適と考えられる推奨を提示する文書」と新しくするとともに、「医療経済評価」の章を新規に設けました。
本会では、こうした診療ガイドラインの「新たな潮流」となる複数のトピックについて実際の作成者から実践的な内容を共有いただくとともに、今後診療ガイドラインが向かう方向、社会で果たす役割等について参加者の皆さまとともに再考し、新たな方向性と知見を得る機会とできましたら幸いです。皆さまのご参加をお待ち申し上げております。
なお、診療ガイドライン作成のご経験が少ない方や、作成・改訂グループのメンバーとして初めて参加する方は、事前に学習教材(導入編・初級編)を視聴いただくとご理解が深まると存じます。ぜひご活用ください。
開催日時 | 2024年11月2日(土) 14:00~16:30 |
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開催方法 | オンライン(Zoom ミーティング) |
対象者 | 診療ガイドライン作成に携わる方(作成代表者、作成委員等) ※職種は問いません |
テーマ | 「診療ガイドラインの新たな潮流と社会で果たす役割」 |
参加申込 | 対象の診療ガイドライン作成学会様・作成団体様へはメールにて参加申込のご案内をさせていただきます |
定員 | 200名 【受付終了】 |
参加費 | 無料 |
問い合わせ | 公益財団法人 日本医療機能評価機構 EBM医療情報部(Minds事務局) 受付時間:9:30-17:30(土日祝日を除く) E-mail:minds_conference@jcqhc.or.jp(意見交換会担当直通) |
プログラム
時 間 | 内容/演者(一部敬称略) |
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14:00〜14:05 schedule5分 | 開会のご挨拶(本日の趣旨説明) account_circle福岡 敏雄 |
14:05〜14:10 schedule5分 | 開会のご挨拶 account_circle新畑 覚也 |
第1部 | 診療ガイドライン作成グループ代表からの発表(1グループ 各15分) |
14:10〜14:25 schedule15分 | 診療ガイドラインで「多様性」をどのように扱うか?ー『多様性に配慮した循環器診療ガイドライン』の経験から account_circle塚田(哲翁) 弥生 先生 |
14:25〜14:40 schedule15分 | 診療ガイドラインで「経済的評価」をどのように扱うか?制吐薬適正使用ガイドラインの経験から account_circle青儀 健二郎 先生 |
14:40〜14:55 schedule15分 | サルコペニア・フレイルの予防・改善にデジタルヘルスはどう貢献しうるのか? account_circle荒井 秀典 先生 |
14:55〜15:10 schedule15分 | 「看護ケアのための摂食嚥下時の誤嚥・咽頭残留アセスメントに関する診療ガイドライン」ならびに「看護ケアのための便秘時の大腸便貯留アセスメントに関する診療ガイドライン」作成の経験から account_circle須釜 淳子 先生 |
15:10〜15:20 schedule10分 | 全体質疑 |
15:20〜15:25 schedule5分 | 休憩 |
第2部 | Mindsからの発表 |
15:25〜15:40 schedule15分 | Mindsにおける作成支援部会の取り組み account_circle後藤 温 |
15:40〜15:50 schedule10分 | 診療ガイドラインの役割の広がりと今後の展望 account_circle福岡 敏雄 |
15:50〜16:10 schedule20分 | Minds事業の現況と今後の展開 account_circle奥村 晃子 |
第3部 | 参加者・演者による意見交換 |
16:10〜16:25 schedule15分 | 意見交換・全体質疑 account_circle福岡 敏雄・奥村 晃子(司会進行) |
16:25〜16:30 schedule5分 | 閉会の挨拶 account_circle福岡 敏雄 |