(旧版)前十字靱帯(ACL)損傷診療ガイドライン
(旧版)前十字靱帯(ACL)損傷診療ガイドライン
初回投稿日:2008年1月9日
ページ更新日:2008年1月9日
初回投稿日:2008年1月9日
ページ更新日:2008年1月9日
旧版
部位
筋・骨・関節
監修・著編者
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会
ACL損傷ガイドライン策定委員会
書誌情報
基本情報
文書の種類
診療ガイドライン
新旧属性
旧版
公開ステータス
本文掲載終了
Minds選定日
本文掲載日
2008年1月9日
Mindsからのお知らせ
この診療ガイドラインは、「前十字靱帯(ACL)損傷」を主題として、日本整形外科学会診療ガイドライン委員会、ACL損傷ガイドライン策定委員会によって作成されています。2006年5月に南江堂から発行されました。
Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。
目次
診療ガイドライン策定組織
日本整形外科学会診療ガイドライン出版にあたって
序文
前文
はじめに
ACL(膝前十字靱帯)とその損傷
文献検索および選択の方法
リサーチクエスチョン,エビデンスレベルと推奨gradeの説明
使用用語および略語について
第1章 疫学
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
用語の解説
RQ1 ACL損傷のリスクファクターにはどのようなものがありますか?
RQ2 青少年スポーツ選手におけるACL断裂発生の疫学について,特に発生率,男女差などはありますか?
第2章 自然経過・病態はじめに
本章のまとめ
今後の課題
RQ1 ACL損傷を放置したらどうなりますか?
RQ2 膝関節が脱臼した場合,ACLも損傷されますか?
RQ3 ACL部分損傷と診断されましたが,完全損傷より予後がよいですか? 再建術の適応はありますか?
RQ4 ACL損傷では膝の関節固有感覚が変わりますか?
RQ5 疼痛,膝くずれ,不安定感などの症状がある場合とない場合のACL損傷膝では関節固有感覚に違いがありますか?
RQ6 ACL損傷によって障害された関節固有感覚はリハビリテーションによって回復しますか?第3章 予防
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
RQ1 ACL損傷予防に有効なトレーニングは
ありますか?
第4章 診断
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
RQ1 ACL損傷の可能性があると言われました.ACL損傷の診断のためには,MRI検査が有効と聞きました.MRI検査を受けると診断はつくのでしょうか?
RQ2 MRI検査でACL損傷と診断されましたが,よく合併するといわれている半月板損傷や他の関節内損傷もわかるのでしょうか?
RQ3 成長期から思春期のACLおよび半月板損傷に対するMRIの診断精度は成人に比べてどうでしょうか?
第5章 治療
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
ACL損傷に対する治療法の選択
第3章 予防
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
RQ1 中高齢者でもACL損傷に対して手術治療を行う必要はありますか?
RQ2 半月板切除後に疼痛や熱感などの炎症症状を遺残するACL損傷や,関節症性変化を有するACL損傷患者では,どのような治療法の選択が考えられ,どの程度のスポーツ復帰が望めますか?
ACL損傷に対する保存療法の位置づけ
RQ3 ACL損傷後に保存療法がうまくいく患者には骨形態上に何か特徴がありますか?
RQ4 成長期から思春期のACL損傷に対しては保存療法でよいのですか?
RQ5 ACL損傷で完全断裂と不全断裂で保存療法を受けた場合には予後には差がありますか?
RQ6 保存療法を行って早期に筋力を回復して運動復帰したいのですが,どのようなリハビリテーションを行ったほうがよいですか?
RQ7 ACL損傷で保存療法を受ける場合には,専門の指導者により管理されたリハビリテーションを受けた場合とそうでない場合とでは違いがあるのでしょうか?
RQ8 新鮮ACL損傷の治療で保存療法と手術療法の成績に違いはありますか?
RQ9 ACL損傷で保存療法を受けた場合に,どの程度のスポーツなら復帰可能ですか?
ACL損傷に対する手術療法
手術療法の適応とその時期
RQ10 40歳のスポーツ愛好家で,ACL損傷と診断されました.手術は必要でしょうか?
RQ11 ACL損傷と診断されました.すぐに手術を受けることは希望していません.経過を見た後に必要であれば手術を受けようかと思います.その場合,時間が経ってしまうと,治療を受けるうえで不利なことがあるでしょうか?
RQ12 スポーツに早く復帰するために,できるだけ早くACL再建術を受けたいのですが不利な点はありますか?
膝関節脱臼とACL損傷の取り扱い
RQ13 膝関節が脱臼した場合,どのような治療法を選択するべきでしょうか?
RQ14 膝が脱臼した場合,手術療法において,どのような術式が必要でしょうか?
骨端軟骨閉鎖前の若年者におけるACL損傷とその治療
RQ15 骨端線閉鎖より前にACL損傷に対して再建術を行ってもよいですか?またどのような手術方法が推奨されますか?
RQ16 骨端線閉鎖前の若年者のACL損傷の治療に対してBTB同種移植を用いた再建術の成績はいかがでしょうか?
RQ17 骨端線の閉じていない子供のACL損傷(ACL実質損傷)に対して,再建術で骨トンネルを作製する場合,骨孔の大きさは骨の成長に影響を与えますか?
ACL修復術の成績とその適応
RQ18 ACL損傷の治療で一次修復術,補強修復術と保存療法との治療成績に違いはありますか?
ACL再建術
ACL再建術の基礎
RQ19 再建ACLはどのように治りますか?
RQ20 ACL再建術後,移植腱はどれくらいの<強さまで戻りますか?
CL再建術の一般的成績およびBTBおよびSTGを用いた再建術
RQ21 ACL損傷の手術療法についてですが,その成績に性差はあるのでしょうか?
RQ22 術前の膝前方動揺性の程度がACL再建後の膝前方安定性に影響を与えますか?
RQ23 関節鏡視下ACL再建術(鏡視下法)と関節切開によるACL再建術(関節切開法)で術後成績に差がありますか?
RQ24 関節鏡を用いた一皮切ACL再建術と二皮切ACL再建術で術後成績に差がありますか?
RQ25 移植腱の固定時に加える初期張力はACL再建術の術後成績に影響を及ぼしますか?
RQ26 1年前にACL損傷で再建術を受けました.スポーツをしてもよいといわれています.再建後の靱帯の状態は,どうしたらわかるのでしょうか?
RQ27 ACL再建によって,障害された関節固有感覚は回復しますか?
RQ28 ACL再建術後の成績評価には関節固有感覚の改善が影響を及ぼしますか?
RQ29 ACL損傷患者では歩行異常が出ますか? またACL再建術を受けると歩行動態は正常に戻りますか?
RQ30 ACL再建手術を受けました.手術後に関節の老化が進まないのでしょうか?
RQ31 BTBを用いたACL再建術はどのような方法で靱帯を再建するものですか?
RQ32 BTBを用いたACL再建術では一般的にどのくらいの成績(膝安定性の再獲得)が期待できますか?
RQ33 BTBを用いたACL再建術において移植腱採取に伴う合併症にはどういったものがありますか?
RQ34 BTBを用いたACL再建術で移植腱採取が術後成績に与える影響にはどのようなものがありますか?
RQ35 BTBを用いたACL再建術後の膝の痛みはどのような痛みですか?
RQ36 BTBを用いたACL再建術で移植腱採取に伴う問題を解決する方法としてはどのようなものがありますか?
RQ37 BTBを用いたACL再建術の経年的な成績変化(不安定性の増大,関節症性変化の進行の有無)はないのですか?
RQ38 ハムストリング腱を用いてACL再建術を行う場合,半腱様筋腱のみで再建する方法と半腱様筋腱と薄筋腱を併用して再建する方法とで術後成績などに違いはあるのでしょうか?
RQ39 ハムストリング腱を用いてACL再建術を行う場合,健側から採取すると利点はありますか?
RQ40 ハムストリング腱によるACL再建時,移植腱の固定には何を用いるのが望ましいですか?(固定強度に違いがありますか?)
RQ41 ハムストリング腱を用いてACL再建術を行った場合,術後6~9ヵ月でスポーツ復帰を目指した加速的リハビリテーションを行って術後成績の低下はみられませんか?
RQ42 ハムストリング腱を用いてACL再建術を行った場合,膝の屈曲力はどの程度正常化するのですか?
RQ43 ACL再建術で採取されたハムストリング腱の採取部は,その後どうなるのですか?
RQ44 BTB法とSTG法とでは,ACL再建術後の客観的な関節安定性の回復は,どち らが優れていますか?
RQ45 ACL再建術式として代表的なBTB法とSTG法とでは,再建術後の自覚症状改善に差がありますか?
RQ46 BTB法とSTG法とでは,術後の筋力の回復に違いがありますか?
RQ47 BTB法とSTG法とでは,術後の下肢運動機能に差がありますか?
RQ48 BTB法とSTG法とでは,術後のスポーツ復帰度や活動性に差がありますか?
RQ49 BTB法とSTG法とでは,採取部の問題に差がありますか?
RQ50 BTB法とSTG法とでは,患者満足度はどちらが優れていますか?
RQ51 BTB法とSTG法とでは,術後の長期的な関節安定性は,どちらが優れていますか?
同種腱再建術
RQ52 同種腱(他人の腱)によるACL再建術の成績はどうですか? また問題点はありませんか?
人工靱帯によるACL再建術
RQ53 Leeds-Keio人工靱帯を用いたACL再建術の現状と利点・問題点はいかがですか?
RQ54 Dacron人工靱帯によるACL再建術の現状と利点・問題点はいかがですか?
RQ55 Gore-Tex人工靱帯によるACL再建術の現状と利点・問題点はいかがですか?
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RQ56 LAD(Ligament Augmentation Device:補強用人工靱帯)による補強術の現状と利点・問題点はいかがですか?
ACL再建法の工夫
RQ57 腸脛靱帯を用いたACL再建術の成績はいかがですか?
RQ58 膝蓋腱採取部の痛みを軽減させる方法はありますか?
RQ59 ACL再建術の術式として新しい試みはありますか?
RQ60 ACL再建術においてコンピューター支援システム(computer-assisted surgery system)は有用ですか?
ACL再建術の評価法
RQ61 ACL再建術の評価法にはどのようなものがあり,それぞれはどのような特徴や問題点がありますか? また,経時的に評価する場合,どの評価法が優れていますか?
RQ62 ACL再建術後,患者の自己評価に影響する因子は何ですか?
RQ63 ACL術後の日常生活動作,筋力,膝安定性を評価するためにパフォーマンステストを用いることは意味がありますか?
ACL再建術後後療法
RQ64 ACL再建術後の鎮痛対策としてどのようなものがありますか?
RQ65 ACL再建術後のリハビリテーションにおいて装具の装着は必要なのでしょうか? 装具装着にメリットはありますか?
RQ66 ACL再建術後の可動域制限や荷重時期を早めることにメリットはありますか?
RQ67 ACL機能不全膝のリハビリテーションではOKC(open kinetic chain exercise)とCKC(closed kinetic chain exercise)のどちらが有用で安全ですか?
RQ68 ACL再建術後のリハビリテーションにおいて,有効で安全な筋力強化法にはどのような方法がありますか?
RQ69 ACL再建術後の後療法において,下肢の血流を制限した加圧トレーニングは有用でしょうか?
ACL再建術の合併症
RQ70 合併症として話題になっている静脈血栓症や肺梗塞のACL再建術における発生状況はいかがですか?
RQ71 ACL再建術後に膝にばい菌がついたらどうしますか?
RQ72 ACL再建術を受けた後に膝可動域の制限が起こる要因は何でしょうか?
RQ73 ACL再建後に膝の動きの制限が強い場合にはどうするのですか?
第6章 ACL再建膝の再損傷と再再建術
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
RQ1 過去に膝の前の腱を使って手術を受けましたが,再断裂してしまいました.もう一度手術した場合には最初の手術時と同程度の結果が得られるのでしょうか?
RQ2 以前に手術したACLが再断裂し,軟骨も傷んでいると言われました.再手術することでスポーツに復帰することはできるのでしょうか?
RQ3 手術から2年以上経つしスキーもできていますが,また切れないか心配です.移植した靱帯はもう二度と切れることはないのでしょうか?
第7章 合併損傷とその治療法
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
RQ1 ACL損傷とMCL損傷を合併している場合,ACL単独損傷と比較し治療成績が違うのでしょうか?
RQ2 ACL損傷とMCL損傷を合併している場合,ACL再建時にMCLを修復する必要がありますか?
RQ3 ACL再建術時に合併する半月板断裂に対しては処置をしたほうがよいですか?
RQ4 ACL再建術時に合併する損傷半月板を切除すると,どんな影響がありますか?
RQ5 ACL再建時に,中心部の血行のない部分の損傷半月板に対して半月板縫合術の適応はありますか?
RQ6 ACL再建時の半月板修復術の長期成績はよいですか?第8章 再建術後のスポーツ復帰
はじめに
本章のまとめ
今後の課題
RQ1 術後のスポーツ復帰の時期はいつごろですか?また復帰に影響を与えるポイントにはどのようなものがありますか?おわりに
このガイドラインは、作成団体/作成代表者および発行元より許可を得て掲載しています。
書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。
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