日本版敗血症診療ガイドライン2020

日本版敗血症診療ガイドライン2020

初回投稿日:2021年7月13日

ページ更新日:2021年8月17日

初回投稿日:2021年7月13日

ページ更新日:2021年8月17日

書誌情報

作成委員会

日本版敗血症診療ガイドライン2020特別委員会

発行年月日

2021年2月25日

発行元

発行形式

PDF

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

最新版

公開ステータス

本文公開中

Minds選定日

2021年6月21日

本文掲載日

2021年8月17日

Mindsからのお知らせ

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この診療ガイドラインは、「敗血症」を主題として、日本集中治療医学会、日本救急医学会によって作成されています。2021年2月25日に発行されました。Mindsでは、2021年6月21日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

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はじめに

本ガイドラインの基本理念・概要

1. 名称

2. ガイドライン全体の目的

3. 対象とする患者集団

4. 対象とする利用者(本ガイドラインの使用者)

5. 利用にあたっての注意

6. 本ガイドライン作成における組織編成

7. 関係する専門家グループの代表者の参加と専門家による外部評価

8. 対象集団(患者,一般市民など)の価値観を反映するための工夫

9. 質と透明性の担保

10. 作成資金

11. ガイドライン普及の方策

12. 改訂予定

13. 今回のガイドライン作成を通して目指したもう1つの意義

本ガイドライン作成方法の概略と推奨の解釈

1. CQの立案

2. システマティックレビューによるエビデンスの検索,収集,統合

3. 推奨の策定

4. ガイドラインにおける推奨の強さの解釈の注意点

CQ1: 敗血症の定義と診断

CQ1-1: 敗血症の定義

CQ1-2: 敗血症の診断と重症度分類

CQ2: 感染の診断

CQ2-1: 血液培養はいつ採取するか?

CQ2-2: 血液培養以外の培養検体は,いつ採取するか?

CQ2-3: 抗菌薬投与前のグラム染色は有用か?

CQ2-4-1: 一般病棟あるいは救急外来において,敗血症診断のバイオマーカー検査としてC反応性蛋白(CRP),プロカルシトニン(PCT),プレセプシン(P-SEP),インターロイキン6(IL-6)の位置づけ
は?

CQ2-4-2: 集中治療室において,敗血症診断のバイオマーカー検査としてC反応性蛋白(CRP),プロカルシトニン(PCT),プレセプシン(P-SEP),インターロイキン6(IL-6)の位置づけは?

CQ3: 画像診断と感染源のコントロール

CQ3-1: 敗血症を疑う患者に対して,感染源検索のために画像検査を行うか?

CQ3-2: 感染源が不明な敗血症患者に対して,全身造影CT検査を早期に行うか?

CQ3-3: 腹腔内感染症による敗血症患者に対して,外科手術/侵襲的ドレナージ術による感染源のコントロールを行うか?

CQ3-4-1: 感染性膵壊死に対して,早期に侵襲的なインターベンション治療による感染源のコントロールを行うか?

CQ3-4-2: 感染性膵壊死に対して,より低侵襲なインターベンション治療で感染源のコントロールを行うか?

CQ3-5: 尿管閉塞を原因とする急性腎盂腎炎による敗血症患者に対して,侵襲的ドレナージ術による感染源コントロールを行うか?

CQ3-6: 壊死性軟部組織感染症による敗血症患者に対して,外科的デブリードマン術による感染源のコントロールを行うか?

CQ3-7: カテーテル関連血流感染が疑われる敗血症患者に対して,カテーテル抜去による感染源のコントロールを行うか?

CQ3-8: 膿胸による敗血症患者に対して,侵襲的ドレナージ術による感染源コントロールを行うか?

CQ4: 抗菌薬治療

CQ4-1: 経験的抗菌薬はどのようにして選択するか?

CQ4-2: 経験的抗菌薬にカルバペネム系抗菌薬を含めるのはどのような場合か?

CQ4-3: どのような場合に,MRSAや一般細菌以外(カンジダ,ウイルス,レジオネラ,リケッチア,クロストリジオイデス ディフィシルなど)に対する経験的抗微生物薬を選択するか?

CQ4-4: 敗血症が疑われて経験的抗菌薬を使用する患者において,投与前の各種培養陰性の確認をしたら抗菌薬を中止するか?

CQ4-5: 感染症専門家あるいは抗菌薬適正使用支援チームに相談するのはどのような場合か?

CQ4-6: 敗血症に対する経験的抗菌薬は,敗血症認知後1時間以内を目標に投与開始するか?

CQ4-7: 敗血症に対してβラクタム系薬の持続投与または投与時間の延長を行うか?

CQ4-8: 敗血症に対する抗菌薬治療において,デエスカレーションを行うか?

CQ4-9: 敗血症に対する抗菌薬治療において,プロカルシトニンを指標とした治療終了を行うか?

CQ4-10: 敗血症に対して,比較的短期間(7日間以内)の抗菌薬治療を行うか?

CQ4-11: 腎排泄型の抗微生物薬の用量調整に際して,何が参考になるか?

CQ5: 免疫グロブリン(IVIG)療法

CQ5-1: 敗血症に対して免疫グロブリン(IVIG)投与を行うか?

CQ5-2-1: 劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)に対して免疫グロブリン(IVIG)投与を行うか?

CQ5-2-2: 毒素性ショック症候群(TSS)に対して免疫グロブリン(IVIG)投与を行うか?

CQ6: 初期蘇生・循環作動薬

CQ6-1: 敗血症患者に対して心エコーを行うか?

CQ6-2: 成人敗血症患者の初期蘇生に対してEGDTを用いるか?

CQ6-3: 成人敗血症患者に対して初期蘇生輸液と同時または早期(3時間以内)に血管収縮薬を使用するか?

CQ6-4: 成人敗血症患者の初期蘇生の指標として乳酸値を用いるか?

CQ6-5: 成人敗血症患者に対する初期輸液の輸液速度や輸液量は?

CQ6-6: 成人敗血症患者の輸液反応性をどのように評価するか?

CQ6-7: 成人敗血症患者の初期輸液にアルブミン製剤を投与するか?

CQ6-8: 成人敗血症患者の初期輸液に人工膠質液を投与するか?

CQ6-9-1: 成人敗血症患者に対する血管収縮薬の第一選択としてノルアドレナリン,ドパミン,フェニレフリンのどれを使用するか?(ノルアドレナリン vs ドパミン)

CQ6-9-2: 成人敗血症患者に対する血管収縮薬の第一選択としてノルアドレナリン,ドパミン,フェニレフリンのどれを使用するか?(ノルアドレナリン vs フェニレフリン)

CQ6-10-1: 成人敗血症患者に対する血管収縮薬の第二選択としてアドレナリンを使用するか?

CQ6-10-2: 成人敗血症患者に対する血管収縮薬の第二選択としてバソプレシンを使用するか?(保険適用外使用)

CQ6-11: 心原性ショックを伴う成人敗血症患者に対して強心薬を使用するか?

CQ6-12: 成人敗血症患者に対してβ遮断薬を使用するか?

CQ6-13: 成人敗血症性ショック患者に対する補助循環の適応は?

CQ7: ステロイド療法

CQ7-1: 初期輸液と循環作動薬に反応しない敗血症性ショック患者に対して,ステロイド(ヒドロコルチゾン)を投与するか?

CQ7-2: 初期輸液と循環作動薬に反応しない敗血症性ショック患者に対して,ヒドロコルチゾンとフルドロコルチゾンを投与すべきか?(フルドロコルチゾン:保険適用外使用)

CQ7-3: ショックに至っていない敗血症患者に対して,ステロイド(ヒドロコルチゾン)を投与するか?

CQ8: 輸血療法

CQ8-1: 敗血症性ショックの初期蘇生において,赤血球輸血はどのように行うか?

CQ8-2: 敗血症で循環動態が安定している場合に赤血球輸血はどのように行うか?

CQ8-3: 敗血症に対して新鮮凍結血漿の投与はどのように行うか?

CQ8-4: 敗血症に対して血小板輸血はどのように行うか?

CQ9: 呼吸管理

CQ9-1: 成人敗血症患者の呼吸管理において,目標SpO2をどの範囲にするか?

CQ9-2: 成人敗血症患者の初期の呼吸不全に対して,非侵襲的人工呼吸(NIV)または経鼻高流量療法(NHFT)を行うか?

CQ9-3: 成人敗血症患者の人工呼吸管理において,肺保護換気戦略を行うか?

CQ9-4: 成人敗血症患者の人工呼吸管理において,高PEEP設定を行うか?

CQ9-5: 人工呼吸管理となった成人敗血症患者に対して,抜管前に自発呼吸トライアル(SBT)を行うか?

CQ9-6: 人工呼吸管理となった成人敗血症患者に対して,抜管後に予防的な非侵襲的人工呼吸(NIV)または経鼻高流量療法(NHFT)を行うか?

CQ10: 痛み・不穏・せん妄の管理

CQ10-1: 人工呼吸中の成人敗血症患者に対して,鎮痛優先のプロトコルに基づく管理を行うか?

CQ10-2: 人工呼吸中の成人敗血症患者の鎮静薬として,ベンゾジアゼピンよりもプロポフォールやデクスメデトミジンを優先的に投与するか?

CQ10-3: 人工呼吸中の敗血症患者の鎮静薬調整において,1日1回の鎮静薬中止やプロトコルを用いた鎮静薬の調整によるlight sedationを行うか?

CQ10-4: 成人敗血症患者のせん妄予防に,薬物療法を行うか?

CQ10-5: 成人敗血症患者のせん妄治療に,薬物療法を行うか?

CQ10-6: 成人敗血症患者のせん妄予防に,非薬物療法を行うか?

CQ11: 急性腎障害・血液浄化療法

CQ11-1: 敗血症性AKIの予防・治療目的にフロセミドの投与は行うか?

CQ11-2: 敗血症性AKIの予防・治療目的に心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)の投与は行うか?(保険適用外使用)

CQ11-3: 敗血症性AKIの予防・治療目的にドパミンの投与は行うか?

CQ11-4: 敗血症性AKIに対する腎代替療法では持続的治療を行うか?

CQ11-5-1: 敗血症性AKIに対して,早期の腎代替療法を行うか?(Stage 2 vs Stage 3または古典的絶対適応)

CQ11-5-2: 敗血症性AKIに対して,早期の腎代替療法を行うか?(Stage 3 vs 古典的絶対適応)

CQ11-6: 敗血症性AKIに対する腎代替療法において,血液浄化量の増加を行うか?

CQ11-7: 敗血症性ショックに対して,PMX-DHPを行うか?

CQ12: 栄養療法

CQ12-1: 敗血症患者への栄養投与は経腸栄養と経静脈栄養のどちらを行うか?

CQ12-2: 循環動態不安定な敗血症性ショックの患者において,経腸栄養を行うか?

CQ12-3: 敗血症患者では経腸栄養をいつ始めるか?

CQ12-4: 敗血症患者の治療開始初期では経腸栄養を消費エネルギーよりも少なく投与するか?

CQ12-5: 経腸栄養を行っている敗血症患者に経静脈栄養を併用するか?

CQ12-6: 敗血症患者に対する急性期の至適タンパク質投与量はいくらか?

CQ12-7-1: 敗血症患者に対して,急性期にビタミンC投与を行うか?(保険適用外使用)

CQ12-7-2: 敗血症患者に対して,急性期にビタミンD投与を行うか?(保険適用外使用)

CQ12-8: 敗血症患者における経腸栄養の開始や耐性の判断方法は?

CQ12-9: 敗血症患者における急性期以降の栄養投与法は?

CQ13: 血糖管理

CQ13-1: 敗血症患者において毛細管血を用いた簡易血糖測定装置による血糖測定を行うか?

CQ13-2: 敗血症患者の目標血糖値はいくつにするか?

CQ14: 体温管理

CQ14-1: 発熱を伴う敗血症患者に解熱療法を行うか?

CQ14-2: 低体温を伴う敗血症患者に復温療法を行うか?

CQ15: DIC診断と治療

CQ15-1: 敗血症性DICの診断方法は?

CQ15-2: 敗血症性DICが疑われる症例での鑑別疾患は?

CQ15-3: 敗血症性DICにアンチトロンビンの補充を行うか?

CQ15-4: 敗血症性DICにヘパリン・ヘパリン類の投与を行うか?

CQ15-5: 敗血症性DICにリコンビナント・トロンボモジュリン投与を行うか?

CQ15-6: 敗血症性DICにタンパク分解酵素阻害薬の投与を行うか?

CQ16: 静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism:VTE)対策

CQ16-1: 敗血症における深部静脈血栓症の予防として機械的予防法(弾性ストッキング,間欠的空気圧迫法)を行うか?

CQ16-2: 敗血症における深部静脈血栓症の予防として抗凝固療法(未分画ヘパリン,低分子ヘパリン,ワルファリン,NOAC/DOAC)を行うか?

CQ16-3: 敗血症患者のVTE予防はいつまで行うか?

CQ17: Post-intensive care syndrome(PICS)とICU-acquired weakness(ICU-AW)

CQ17-1: PICSの予防に早期リハビリテーションを行うか?

CQ17-2: 敗血症に対してICU-AWの予防に他動関節運動療法を行うか?

CQ17-3: ICU-AW予防に神経筋電気刺激を行うか?

CQ18: 小児

CQ18-1: 小児敗血症の初期蘇生に診療アルゴリズムを用いるか?

CQ18-2: 感染巣が推定しにくい小児敗血症に対する経験的抗菌薬はどのように選択するか?

CQ18-3: 小児敗血症診療において,どのような場合に経験的治療に抗ヘルペスウイルス薬を含めるか?

CQ18-4: 小児敗血症に対する循環管理の目標血圧は?

CQ18-5: 小児敗血症における輸液に対する反応の評価方法は?

CQ18-6: 小児敗血症に対する初期輸液の速度や量は?

CQ18-7: 小児敗血症性ショックに対して,第一選択の循環作動薬としてドパミンを使用するか?

CQ18-8: 小児敗血症性ショックに対して,循環作動薬としてバソプレシンを使用するか?(保険適用外使用)

CQ18-9: 初期輸液と循環作動薬に反応しない小児敗血症性ショックに対して,ステロイド投与を行うか?

CQ18-10: 小児敗血症で循環動態が安定している場合に赤血球輸血はいつ開始するか?

CQ18-11: 小児敗血症に対して,敗血症の治療として血液浄化療法を行うか?(血漿交換を含む)

CQ18-12: 小児敗血症に対して,免疫グロブリン(IVIG)投与を行うか?

CQ18-13: 小児敗血症に対して,厳密な血糖管理を行うか?

CQ19: 神経集中治療

CQ19-1: 意識障害,痙攣,麻痺などの症状から脳障害を疑う敗血症患者における鑑別疾患とその検査方法は?

CQ20: Patient- and Family-Centered Care

CQ20-1: 患者と家族に対する,PICSおよびPICS-Fに関する情報提供の方法は?

CQ20-2: 敗血症患者あるいは集中治療患者に対して,ICU日記をつけるか?

CQ20-3: 集中治療中の身体拘束(抑制)を避けるべきか?

CQ20-4-1: 睡眠ケアとして換気補助を行うか?

CQ20-4-2: 睡眠ケアとして非薬物的睡眠管理(耳栓・アイマスク・音楽療法)を行うか?

CQ20-5: 集中治療室における家族の面会制限を緩和するべきか?

CQ20-6: 患者の価値観・考え方等を尊重した意思決定支援の方法は?

CQ21: Sepsis treatment system

CQ21-1: 一般病棟,ERで敗血症を早期発見する方法は?

CQ21-2: 一般病棟で敗血症を疑う患者の病状変化に対応するrapid response system(RRS)の役割とはどのようなものか?

CQ21-3: 初期輸液蘇生に不応の敗血症はどこで管理するか?

CQ21-4: 敗血症初期診療の質評価指標(quality indicator)は何か?

CQ21-5: 敗血症の啓発活動にはどのようなものがあるか?

CQ22: ストレス潰瘍

CQ22-1: 敗血症患者に消化管出血の予防を目的とした抗潰瘍薬の投与を行うか?

CQ22-2: 敗血症患者に対する抗潰瘍薬の中止の判断はどのようにするか?

日本版敗血症診療ガイドライン2020特別委員会 氏名・所属・利益相反・作成の役割一覧表

このガイドラインは日本集中治療医学会、日本救急医学会より許可を得て掲載しています。

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