(旧版)線維筋痛症診療ガイドライン2011

(旧版)線維筋痛症診療ガイドライン2011

初回投稿日:2012年3月31日

ページ更新日:2012年8月14日

初回投稿日:2012年3月31日

ページ更新日:2012年8月14日

このガイドラインの改訂版が発行されています。

書誌情報

作成委員会

「線維筋痛症診療ガイドライン」作成委員会

発行年月日

2011年7月20日

第1版

発行形式

書籍

基本情報

文書の種類

診療ガイドライン

新旧属性

旧版

公開ステータス

本文掲載終了

Minds選定日

2012年2月21日

本文掲載日

2012年8月14日

Mindsからのお知らせ

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この診療ガイドラインは、「線維筋痛症」を主題として、日本線維筋痛症学会(現:日本線維筋痛症・慢性痛学会)によって作成されています。2011年7月20日に日本医事新報社から発行されました。Mindsでは、2012年2月21日に選定部会にて選定されています。

Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。

目次

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表紙

執筆者一覧

はじめに

目次

本ガイドラインの記載方法

1章 今なぜ線維筋痛症ガイドラインが必要か

1.疾患概念―線維筋痛症(fibromyalgia:FM)とは

2.発症要因

3.病態に基づく病型分類

4.診療ガイドライン提唱の必要性

文献

2章 本邦線維筋痛症の臨床疫学像

1.本邦における有病率

2.性差,年齢分布,家族内発生など

3.線維筋痛症の病型分類

4.本邦線維筋痛症の臨床像

5.本邦線維筋痛症の発症様式

6.線維筋痛症の重症度分類と総合的疾患活動性評価法

7.本邦線維筋痛症の臨床経過

8.線維筋痛症の機能的予後

文献

3章 診断基準

1.米国リウマチ学会線維筋痛症分類基準(1990)

2.本邦線維筋痛症に対する妥当性の検討

3.米国リウマチ学会分類基準(1990)の問題

4.米国リウマチ学会診断予備基準(2010)の提案

文献

4章 鑑別診断

4-1 線維筋痛症とリウマチ性疾患の鑑別

1.関節リウマチ(RT)

2.シェーグレン症候群

3.脊椎関節炎

4.SAPHO症候群

5.多発性筋炎・皮膚筋炎

6.リウマチ性多発筋痛症

7.全身性エリテマトーデス(SLE)

8.間質性膀胱炎

9.過敏性腸炎

文献

4-2 線維筋痛症と整形外科的疾患の鑑別

1.整形外科領域と線維筋痛症

2.整形外科,リウマチ性疾患と線維筋痛症との関連性

3.線維筋痛症を随伴しやすい整形外科疾患

4.他覚所見に乏しいリウマチ性疾患の随伴

5.線維筋痛症診断時のポイント(鑑別診断)

6.線維筋痛症に随伴するしびれの原因

7.複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)

文献

4-3 線維筋痛症と心療内科的疾患(心身症,ストレス関連疾患)の合併

1.心身症の概念と線維筋痛症

2.機能性身体症候群と線維筋痛症の関係

3.合併しやすい疾患と診断

4.発症・経過に関与する心身医学的要因の評価

文献

4-4 線維筋痛症と神経内科的疾患の鑑別

1.慢性炎症性脱髄性多発神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy:CIDP)

2.アイザックス症候群

3.多発性硬化症(multiple sclerosis:MS)

4.重症筋無力症(myasthenia gravis:MG)

5.おわりに

文献

4-5 線維筋痛症と精神疾患の鑑別

1.鑑別診断と合併症

2.線維筋痛症患者のうつ状態

3.線維筋痛症患者にみられる統合失調症症状

4.線維筋痛症症状と心気症,ヒステリーとの関連

5.線維筋痛症症状と身体表現性障害,疼痛性障害との関連

6.線維筋痛症症状と認知症

7.痛みと薬物依存,詐病

8.子どもにみられる線維筋痛症症状

9.「身体疾患として位置づけられているが精神面の影響も大きいとされる疾患」との関係

10.線維筋痛症と思い込む状態

4-6 その他(慢性疲労症候群, 脳脊髄液減少症)

1.慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome:CFS)

2.脳脊髄液減少症

文献

5章 治療

5-1 治療総論

1.線維筋痛症の治療

2.治療の評価

3.治療体系の確立に向けて

文献

5-2 エビデンスに基づく薬物治療(海外の事例を含む)

文献

5-3 精神科的アプローチによる治療の導入

1.はじめに

2.線維筋痛症と精神疾患の疫学

3.線維筋痛症における精神疾患治療の必要性

4.線維筋痛症と精神疾患の合併という考え方

5.線維筋痛症における治療構造の重要性

6.精神科による治療の導入と概要

7.精神科による治療の導入の実際

8.心理検査の内容

9.治療の導入

10.治療の導入後について

11.おわりに

5-4a 薬物療法:神経因性疼痛改善薬と副症状,合併症に対する治療

1.神経因性疼痛に対する治療薬

2.線維筋痛症の合併症および副症状に対する治療薬

文献

5-4b 薬物療法:向精神薬などの精神科的治療

1.セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害薬(SNRI)

2.セロトニン選択的再取込み阻害薬(SSRI)

3.ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)

4.その他の抗うつ薬

5.抗不安薬

6.パーキンソン病治療薬

7.精神療法

文献

5-4c 薬物療法:線維筋痛症に伴う不眠,うつ状態の薬物治療

1.線維筋痛症に伴う不眠の薬物療法

2.線維筋痛症に伴う不眠の非薬物療法

3.線維筋痛症に伴ううつ状態の薬物療法

文献

5-5a 非薬物療法:統合医療

1.針治療

2.運動療法

3.温泉療法

4.食事療法

5.その他の治療法

文献

5-5b 非薬物療法:認知行動療法(CBT),精神療法,心理療法

文献

6章 小児の線維筋痛症の診療と治療

1.若年性線維筋痛症の概略

2.若年性線維筋痛症の診断基準

3.若年性線維筋痛症の臨床所見

4.若年性線維筋痛症の評価

5.小児線維筋痛症の治療

文献

7章 ケアおよび支援の体制

7-1 公的保障制度の解説

1.医療制度の活用

2.介護保険制度の活用

3.障害者制度の活用

4.生活費等の公的保障制度

文献

7-2 線維筋痛症のチーム医療と看護職

1.「痛み」とは

2.薬物療法以外のアプローチと看護職の役割

3.有効なコミュニケーションスキル

4.チーム医療としての連携

文献

7-3 支援体制の現状と将来展望(友の会を中心に)

1.患者会の紹介

2.現在の患者会ができる支援の内容(患者・家族,あるいは医療側に対して)

3.ピアサポートの実例と限界

4.線維筋痛症患者に必要な支援

5.線維筋痛症患者の実態調査結果

8章 添付資料

8-1 線維筋痛症における傷病手当,身体障害者等級,障害年金の診断書の発行についての基本的な考え方

8-2 診断基準・治療方針・薬物療法のエビデンスと推奨度一覧ほか

8-3 日本線維筋痛症学会診療ネットワーク患者用事前問診フォーム

8-4 線維筋痛症に関する衆議院厚生労働委員会議事録

8-5 利益相反(COI)

このガイドラインは、日本線維筋痛症学会(現:日本線維筋痛症・慢性痛学会)、日本医事新報社より許可を得て転載しています。

書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。

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