HTLV-1関連脊髄症(HAM)診療ガイドライン2019~HTLV-1陽性関節リウマチ&HTLV-1陽性臓器移植 診療の対応を含めて~
HTLV-1関連脊髄症(HAM)診療ガイドライン2019~HTLV-1陽性関節リウマチ&HTLV-1陽性臓器移植 診療の対応を含めて~
初回投稿日:2020年1月29日
ページ更新日:2020年3月25日
初回投稿日:2020年1月29日
ページ更新日:2020年3月25日
最新版
部位
脳・神経
疾患
内分泌・代謝・血液
トピックス
難治性疾患・希少疾患
書誌情報
作成委員会
「HTLV-1 関連脊髄症(HAM)診療ガイドライン2019」作成委員会,厚生労働省「HAMならびにHTLV-1 陽性難治性疾患に関する国際的な総意形成を踏まえた診療ガイドラインの作成」研究班
発行年月日
2019年6月5日
版
発行元
発行形式
書籍
基本情報
文書の種類
診療ガイドライン
新旧属性
最新版
公開ステータス
本文公開中
Minds選定日
2019年12月18日
本文掲載日
2020年3月25日
Mindsからのお知らせ
この診療ガイドラインは、「HTLV-1関連脊髄症(HAM)」を主題として、日本神経学会、日本神経治療学会、日本神経免疫学会、日本神経感染症学会、日本HTLV-1 学会、日本移植学会によって作成されています。2019年6月5日に南江堂から発行されました。Mindsでは、2019年12月18日に選定部会にて選定されています。
Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。
目次
神経疾患診療ガイドラインの発行にあたって
序
本ガイドラインの基本理念および概要
HAMの診療の流れ
HTLV-1感染の診断のためのフローチャート
HAMの診断アルゴリズム
HAMの治療アルゴリズム
目次
CQダイジェスト
本ガイドラインで用いる主な用語および略語
第1章 HAMやHTLV-1陽性患者の診療における基本情報
1.HTLV-1について
1.1.HTLV-1とは
1.2.HTLV-1の疫学・感染経路
1.3.HTLV-1感染の診断と告知
1.3.1.HTLV-1感染診断の考え方
1.3.2.HTLV-1感染診断の実際
1.3.3.留意事項
1.3.4.感染の告知
1.3.5.HTLV-1キャリアから出生した児への対応
1.4.HTLV-1キャリアの診療方法や検査について
1.4.1.問診
1.4.2.診察・検査
1.4.3.説明
1.5.HAM以外のHTLV-1と関連する疾患の概要
1.5.1.成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)
1.5.2.HTLV-1ぶどう膜炎/HTLV-1関連ぶどう膜炎(HU/HAU)
1.5.3.シェーグレン症候群
1.5.4.関節炎・関節リウマチ
1.5.5.HTLV-1感染者にみられる肺病変
1.6.HTLV-1感染者におけるATLスクリーニング検査の方法について
1.7.臓器移植におけるHTLV-1のリスクについて
1.7.1.臓器移植におけるHTLV-1感染症の現在の位置づけ
1.7.2.臓器移植におけるHTLV-1関連疾患発症のリスク
1.7.3.腎移植におけるHAM発症のリスクについて
1.7.4.臓器移植におけるHTLV-1感染への対応
2.HAMについて
2.1.疾患概念・疫学・要因
2.1.1.疾患概念
2.1.2.疫学
2.1.3.要因
2.2.病理・病態
2.2.1.HAMの病理
2.2.2.HAMにおける感染細胞の特徴
2.2.3.HAMにおける炎症慢性化機構
2.3.診断基準(HAM)
2.3.1.厚生労働省研究班の診断基準
2.3.2.Belemの診断基準
2.4.検査
2.5.画像所見
2.6.症状・症候
2.6.1.運動障害
2.6.2.感覚障害
2.6.3.排尿障害と便秘
2.6.4.自律神経障害
2.7.初期症状(HAMを見逃さないために)
2.8.重症度分類基準(臨床的重症度評価指標)
2.8.1.運動障害重症度評価指標
2.8.2.排尿障害重症度評価指標
2.8.3.感覚障害重症度評価指標
2.9.経過・予後
2.10.予後不良因子
2.11.疾患活動性分類基準
2.12.薬物治療
2.12.1.HAMの治療薬
2.12.2.疾患活動性に応じた治療法
2.12.3.対症療法
2.13.薬物治療の副作用対策
2.13.1.副腎皮質ステロイド
2.13.2.インターフェロンα
2.14.運動療法(リハビリテーション)
2.14.1.機能障害(impairment)の進行予防
2.14.2.運動療法の必要性
2.14.3.適切な運動療法
2.14.4.補装具の必要性
2.14.5.運動療法の今後の展望
2.15.神経因性膀胱の検査と治療
2.15.1.神経因性膀胱の検査
2.15.2.神経因性膀胱の治療
2.16.注意すべき合併症とその治療
2.16.1.尿路感染症
2.16.2.ATL
2.16.3.深部静脈血栓症
2.17.社会福祉支援
2.18.患者会情報
2.19.災害時の対応
2.20.HAM患者レジストリ(HAMねっと)
2.21.関連情報サイト
2.22.研究班による診療支援
2.22.1.ホームページの開設
2.22.2.各種検査
第2章 HAM診療のCQと推奨
CQの設定と推奨の作成方法
CQ1.成人HAM患者において,ステロイド内服治療は推奨されるか
1.背景,この問題の優先度
2.解説
3.パネル会議
4.関連するほかの診療ガイドラインの記載
5.治療のモニタリングと評価
6.今後の研究課題(Future research question)
CQ2.成人HAM患者において,インターフェロンα治療は推奨されるか
1.背景,この問題の優先度
2.解説
3.パネル会議
4.関連するほかの診療ガイドラインの記載
5.治療のモニタリングと評価
6.今後の研究課題(Future research question)
CQ3.成人HAM患者において,抗レトロウイルス薬(逆転写酵素阻害薬)は推奨されるか
1.背景,この問題の優先度
2.解説
3.パネル会議
4.関連するほかの診療ガイドラインの記載
5.治療のモニタリングと評価
6.今後の研究課題(Future research question)
CQ4.成人HAM患者において,ステロイドパルス療法は推奨されるか
1.背景,この問題の優先度
2.解説
3.パネル会議
4.関連するほかの診療ガイドラインの記載
5.治療のモニタリングと評価
6.今後の研究課題(Future research question)
第3章 HAMならびにHTLV-1陽性患者の診療におけるQ&A
1.HAMの診療に関するQ&A
HAM治療アルゴリズム
Q1 HAM患者を疾患活動性に応じて分類することは有用か
Q2 血液検査・脳脊髄液検査はHAMの疾患活動性を判断するうえで有用か
Q3 HAM患者にATLのスクリーニング検査を行うべきか
Q4 疾患活動性の高いHAM患者に対する初期治療の第一選択として,ステロイドパルス療法,ステロイド内服治療,インターフェロンα治療のいずれの治療を行うべきか
Q5 疾患活動性が中等度のHAM患者に対する治療の第一選択として,ステロイド内服治療,インターフェロンα治療,ステロイドパルス間欠療法のいずれの治療を行うべきか
Q6 疾患活動性が低いHAM患者にどのような治療を行うべきか
Q7 HAM患者に運動療法(リハビリテーション)を行うべきか
2.HTLV-1陽性関節リウマチ(RA)患者の診療に関するQ&A
HTLV-1陽性関節リウマチ(RA)患者の診療フローチャート
Q1 HTLV-1陽性のRA患者にATLのスクリーニング検査を行うべきか
Q2 ATL合併のRA患者に抗リウマチ薬治療を行ってもよいか
Q3 HTLV-1陽性のRA患者にHAMやHU/HAUのスクリーニング検査を行うべきか
Q4 HAM合併のRA患者に抗リウマチ薬治療を行ってもよいか
Q5 HU/HAU既往(合併を含む)のRA患者に抗リウマチ薬治療を行ってもよいか
Q6 HTLV-1陽性のRA患者において,抗リウマチ薬治療はHTLV-1感染の活性化やHTLV-1関連疾患(ATL,HAM,HU/HAU)の発症に影響を与えるか
Q7 HTLV-1陽性(ATL,HAM,HU/HAU非合併)のRA患者に抗リウマチ薬治療を行ってもよいか
Q8 HTLV-1の感染はRA患者の抗リウマチ薬治療効果に影響するか
Q9 HTLV-1陽性(ATL,HAM,HU/HAU非合併)のRA患者において,HTLV-1プロウイルス量を測定すべきか
Q10 HTLV-1感染が判明していないRA患者において,全例にHTLV-1抗体検査を行うべきか
3.臓器移植におけるHTLV-1感染への対応に関するQ&A
HTLV-1陽性臓器移植候補者の診療アルゴリズム(生体)
Q1 臓器移植希望のドナーおよびレシピエントに対してHTLV-1検査を行うべきか
Q2 HTLV-1陽性の臓器移植ドナーおよびレシピエントに対して,臓器移植前にATLスクリーニング検査を行うべきか
Q3 HTLV-1陽性ドナーから陰性レシピエントへの臓器移植は行ってもよいか
Q4 HTLV-1陽性ドナーから陽性レシピエントへの臓器移植は行ってもよいか
Q5 HTLV-1陰性ドナーから陽性レシピエントへの臓器移植は行ってもよいか
4.ATLのスクリーニング検査に関するQ&A
Q1 HTLV-1感染者において,ATLのスクリーニング検査はどのような項目を行うべきか
第4章 患者の価値観と意向について
1.HAM診療ガイドライン2019策定のための患者の関心・価値観に関わる質問紙調査
巻末資料
CQ1 追加資料
7.文献検索式と文献選択
8.本CQで対象とした論文
9.評価シート
10.GRADEエビデンスプロファイル
11.定性的システマティックレビュー
12.SRレポートのまとめ
13.Evidence to Decisionテーブル
CQ2 追加資料
7.文献検索式と文献選択
8.本CQで対象とした論文
9.評価シート
10.GRADEエビデンスプロファイル
11.定性的システマティックレビュー
12.SRレポートのまとめ
13.Evidence to Decisionテーブル
CQ3 追加資料
7.文献検索式と文献選択
8.本CQで対象とした論文
9.評価シート
10.GRADEエビデンスプロファイル
11.定性的システマティックレビュー
12.SRレポートのまとめ
13.Evidence to Decisionテーブル
CQ4 追加資料
7.文献検索式と文献選択
8.本CQで対象とした論文
9.評価シート
10.GRADEエビデンスプロファイル
11.定性的システマティックレビュー
12.SRレポートのまとめ
主な外部評価コメントとその対応について
索引
このガイドラインは書籍として発行されています。
このガイドラインは日本神経学会、南江堂より許可を得て掲載しています。
書誌情報には、評価対象となった発行物の情報を記載しています。
著作権者の意向により、閲覧できる内容が評価対象となった発行物から変更になっている場合があります。
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