HTLV-1キャリア診療ガイドライン2024
HTLV-1キャリア診療ガイドライン2024
初回投稿日:2024年7月16日
ページ更新日:2024年9月10日
初回投稿日:2024年7月16日
ページ更新日:2024年9月10日
最新版
疾患
感染症
トピックス
検査・手技
監修・著編者
厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業 「『HTLV-1 総合対策』推進におけるキャリア対策の基盤整備と適正な研究開発の推進に資する包括的評価と提言のための研究」研究班
書誌情報
作成委員会
HTLV-1 キャリア診療ガイドライン 2024 作成委員会
発行年月日
2024年3月31日
版
発行元
発行形式
基本情報
文書の種類
診療ガイドライン
新旧属性
最新版
公開ステータス
本文公開中
Minds選定日
2024年7月1日
本文掲載日
2024年9月10日
Mindsからのお知らせ
この診療ガイドラインは、「HTLV-1キャリア」を主題として、日本 HTLV-1 学会、厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業 「『HTLV-1 総合対策』推進におけるキャリア対策の基盤整備と適正な研究開発の推進に資する包括的評価と提言のための研究」研究班によって作成されています。2024年3月31日に発行されました。Mindsでは、2024年7月1日に選定部会にて選定されています。
Mindsでの評価・選定・本文掲載等の状況については「基本情報」の「公開ステータス」の項目をご覧ください。
診療ガイドライン評価・選定・掲載の手順や、公開ステータスの詳しい説明については、こちらをご参照ください。
目次
HTLV-1キャリア診療ガイドラインの発行にあたって
序
本ガイドラインの基本理念および概要
HTLV-1キャリアの診療の流れ
HTLV-1感染の診断のためのフローチャート(解説:p.87)
HTLV-1キャリア診療アルゴリズム(解説:p.104-105)
HTLV-1キャリアにおけるHTLV-1関連疾患の発症リスク評価とその後のフロー
本診療ガイドラインで用いる主な用語および略語
略語一覧
目次
第1章 HTLV-1キャリアの診療における基本情報
1.HTLV-1について
1.1.HTLV-1とは
1.1.1.名称
1.1.2.発見の歴史
1.1.3.ウイルスの構造や特徴
1.2.疫学
1.2.1.世界におけるHTLV-1感染の疫学的特徴
1.2.2.日本におけるHTLV-1感染の疫学的特徴
1.3.病態・病理
1.4.HTLV-1に対する免疫応答
1.5.ワクチン開発の現状
2.HTLV-1の感染経路
2.1.母子感染
2.1.1.疫学
2.1.2.妊婦健診
2.1.3.栄養法と感染リスク
2.1.4.伝播の仕方
2.2.水平感染
2.2.1.水平感染の定義
2.2.2.水平感染の実態
2.3.輸血
2.3.1.輸血による感染
2.3.2.輸血用血液製剤
2.3.3.日本におけるHTLV-1検査陽性献血者への対応
2.4.臓器移植
2.4.1.臓器移植におけるHTLV-1感染のリスク
2.4.2.HTLV-1陽性臓器移植候補者の診療アルゴリズム
3.HTLV-1キャリアに対する診療
3.1.HTLV-1感染の診断
3.1.1.一次(スクリーニング)検査と確認検査
3.1.2.検査における留意点
3.1.3.妊婦診療における留意点
3.1.4.保険診療上の留意点
3.2.HTLV-1感染の告知と説明
3.3.診察(問診)・検査
3.3.1.診察(問診)
3.3.2.検査
3.4.HTLV-1キャリアから出生した児への対応
3.4.1.産科医療機関において
3.4.2.小児科医療機関において
3.4.3.行政機関において
4.HTLV-1キャリアと疾患
4.1.成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)
4.1.1.疫学
4.1.2.症状
4.1.3.病態・病理
4.1.4.検査と診断
4.1.5.治療
4.1.6.予後
4.2.HTLV-1関連脊髄症(HAM)
4.2.1.疫学
4.2.2.症状
4.2.3.病態
4.2.4.病理
4.2.5.検査
4.2.6.診断
4.2.7.治療
4.2.8.予後
4.3.HTLV-1ぶどう膜炎/HTLV-1関連ぶどう膜炎(HU/HAU)
4.3.1.疫学
4.3.2.症状
4.3.3.病態・病理
4.3.4.検査
4.3.5.診断
4.3.6.治療
4.3.7.予後
4.4.その他
4.4.1.HTLV-1陽性関節リウマチ
4.4.2.シェーグレン症候群
4.4.3.肺病変
4.4.4.糞線虫症・その他の感染症
4.5.HTLV-1キャリアにおける免疫抑制療法
5.HTLV-1キャリアにおける関連疾患発症リスク
5.1.ATLの発症リスク
5.2.HAMの発症リスク
5.3.HU/HAUの発症リスク
6.HTLV-1キャリアに対する相談・診療体制,啓発活動
6.1.HTLV-1総合対策について
6.1.1.HTLV-1総合対策策定に至る経緯 ~2010年まで
6.1.2.HTLV-1総合対策の内容
6.2.HTLV-1総合対策における保健所の位置づけと活動
6.3.日本HTLV-1学会
6.3.1.日本HTLV-1学会設立の経緯と役割
6.3.2.日本HTLV-1学会登録医療機関制度の方針,役割
6.3.3.日本HTLV-1学会登録医療機関
6.4.無料電話相談・オンライン相談
6.5.JSPFAD(HTLV-1感染者レジストリ・レポジトリ)
6.5.1.JSPFADの概要
6.5.2.JSPFADの方針・役割
6.5.3.JSPFAD参加医療機関
6.5.4.JSPFADのこれまでの成果
6.6.HTLV-1キャリア・HTLV-1関連疾患患者団体情報
6.7.関連情報webサイト
第2章 HTLV-1キャリア診療のCQと推奨
HTLV-1感染の診断
CQの設定と推奨の作成方法
CQ1 抗HTLV-1抗体一次検査陽性者に対して,HTLV-1確認検査を行うことは推奨されるか?
CQ2 抗HTLV-1抗体一次検査陽性者に対する確認検査として, LIA法は有用か?
CQ3 HTLV-1確認検査(LIA法)の判定保留例に対して,PCR法(HTLV-1核酸検出)は有用か?
第3章 HTLV-1キャリア診療におけるQ&A
Q1 針刺し事故などで血液に曝露した者において,抗HTLV-1抗体検査は有用か?
Q2 水平感染の可能性のある者において,抗HTLV-1抗体検査は有用か?
Q3 抗HTLV-1抗体検査の実施を検討することが妥当なのは,どのような状況か?
Q4 HTLV-1感染の一次検査として,イムノクロマト(IC)法は有用か?
Q5 抗HTLV-1抗体一次検査陽性後の確認検査でHTLV-2陽性と判明した場合,どのように対応するのがよいか?
Q6 偶発的にHTLV-1感染が判明した者に対して,HTLV-1感染を知らせることは有用か?
Q7 HTLV-1キャリアと告知する場合,どのような点に注意するとよいか?
Q8 HTLV-1キャリアを問診する場合,どのような項目を聴取するとよいか?
Q9 HTLV-1キャリアへHTLV-1感染について説明する場合,何を伝えるとよいか?
Q10 HTLV-1キャリアが感染予防対策上,日常生活で気をつける点は何か?
Q11 HTLV-1キャリアにおいて,性交渉時に気をつけるべき点は何か?
Q12 HTLV-1キャリアマザーにおける児の栄養方法として,どのようなものが推奨されるか?
Q13 HTLV-1キャリアマザーにおける児の分娩方法について,どのように考えればよいか?
Q14 HTLV-1キャリアマザー(とパートナー・家族)において,児の抗HTLV-1抗体検査を行う方がよいか,行うとしたらいつ行うか?
Q15 HTLV-1キャリアマザー(とパートナー・家族)において,児のHTLV-1感染が判明した場合,その結果を児に伝える方がよいか,伝えるとしたらいつ伝えるか?
Q16 3歳以降に抗体検査を行わなかった場合にキャリアの可能性を本人に告知するのは有用か?
Q17 HTLV-1キャリアにおいて,自身がキャリアであることを配偶者・パートナーに伝える方がよいか?
Q18 HTLV-1キャリアにおいて,配偶者・パートナーの抗HTLV-1抗体検査は有用か?
Q19 HTLV-1キャリアにおいて,自身がキャリアであることを血縁者(両親・兄弟など)に伝える方がよいか?
Q20 HTLV-1キャリアにおいて,血縁者(両親・兄弟など)の抗HTLV-1抗体検査は有用か?
Q21 HTLV-1キャリアにおいて,自身がキャリアであることをかかりつけ医や主治医に伝える方がよいか?
Q22 HTLV-1キャリアにおいて,ATL,HAM,HU/HAU以外でどのような疾患・病態に注意するとよいか?
Q23 HTLV-1キャリアにおいて,関節リウマチ(RA)などの治療として免疫抑制薬,生物学的製剤などを使用してよいか,使用する場合は何に注意すべきか?
Q24 HTLV-1キャリアにおいて,がんの治療として免疫チェックポイント阻害剤による治療やCAR-T療法を行ってよいか,行う場合は何に注意すべきか?
Q25 HTLV-1キャリアにおいて,HTLV-1関連疾患の発症を予防することは可能か?
Q26 成人HTLV-1キャリアにおいて,ATLのスクリーニングは有用か,有用であれば何を行うのがよいか?
Q27 成人HTLV-1キャリアにおいて,ATLの発症リスクを評価することは有用か,有用であれば何を行うのがよいか?
Q28 HTLV-1キャリアにおいて,HAMのスクリーニングは有用か,有用であれば何を行うのがよいか?
Q29 HTLV-1キャリアにおいて,HAMの発症リスクを評価することは有用か,有用であれば何を行うのがよいか?
Q30 HTLV-1キャリアにおいて,HU/HAUのスクリーニングは有用か,有用であれば何を行うのがよいか?
Q31 HTLV-1キャリアにおいて,HU/HAUの発症リスクを評価することは有用か,有用であれば何を行うのがよいか?
Q32 HTLV-1キャリアにおいて,HTLV-1プロウイルス量の定量測定は有用か?
Q33 成人HTLV-1キャリアにおいて,HTLV-1感染細胞クローナリティの評価は有用か,有用であれば何を行うのがよいか?
Q34 HTLV-1キャリアにおいて,どのような場合にHTLV-1関連疾患(ATL,HAM,HU/HAUなど)を疑って受診するのがよいか?
Q35 HTLV-1キャリアにおいて,定期的な外来受診は必要か,必要であるならばどの程度の頻度で行うのがよいか?
Q36 観血的処置(手術,分娩,歯科治療など)におけるHTLV-1の感染防止対策はどのようにするのがよいか?
巻末資料
CQ2追加資料
CQ3追加資料
索引
このガイドラインは、日本 HTLV-1 学会、厚生労働行政推進調査事業費補助金 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業 「『HTLV-1 総合対策』推進におけるキャリア対策の基盤整備と適正な研究開発の推進に資する包括的評価と提言のための研究」研究班より許可を得て掲載しています。
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