ガイドライン

(旧版)エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン ―難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 プロジェクト研究グループ

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推奨ステートメントと解説


5.重症の潰瘍性大腸炎に対する治療

5.6 治療抵抗性の潰瘍性大腸炎に対するインフリキシマブ13,14)

中等症〜重症のステロイド抵抗性UCにインフリキシマブは有効でない:推奨グレードI(Ib・6)

UCに対してインフリキシマブの適応を考慮するのは時機尚早である:推奨グレードI(V・8)

解説: インフリキシマブのクローン病に対する有効性は確立され、すでに治療体系に組み入れられているが、UCにおいては検討段階であり、現時点でのエビデンスは十分ではない。ステロイドやシクロスポリンに抵抗性の潰瘍性大腸炎症例でインフリキシマブに反応する場合があるとの報告も見られるが、専門家の評価は十分でなく推奨基準に達しなかった。最近、海外の大規模多施設共同試験で治療抵抗性中等症〜重症例の緩解導入・緩解維持に有効であると報告され、米国ではUCに対するインフリキシマブの使用がFDAにより認可された。

 

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