線維筋痛症 Minds版やさしい解説

どんな症状がでるの?


線維筋痛症の症状は、からだの広い範囲にずきずきする痛みや、からだの一部分に激しい痛みが移動するなど、頭痛やめまい、不眠など多岐にわたります。
これらの症状は、患者さんによって痛む場所や痛みの度合いが違うため、ひとくくりにできないのが現状です。

天候や気圧の変化、騒音なども、症状の現れ方やその程度に関係があるといわれています。

線維筋痛症の症状
線維筋痛症の症状
出典: 日本線維筋痛症学会 編:線維筋痛症診療ガイドライン2013.日本医事新報社.東京.2013,より作成.


角1 角2
  *2レイノー現象とは ■  
寒さや緊張などのストレスにより、手足の指の色が変化することをいいます.
特徴としては,色が変わる部分と変わらない部分がはっきり別れているということです.
指の色は,白から紫や赤に変わり,もとの色に戻る時間的な経過をたどります.
原因となる病気〔膠原病など〕が明らかな場合をレイノー症候群,原因不明の場合はレイノー病といいます.
角3 角4


◆痛みの悪循環

という上記のような悪循環が起こりますが、うつ病ではありません。

◆線維筋痛症の合併症
各種リウマチ性疾患・膠原病などを合併することもあります。関節リウマチ、シェーグレン症候群、過敏性腸症候群などがあります。
また、慢性疲労症候群と類似する症状があります。慢性疲労症候群は慢性的に激しい疲れを自覚し、睡眠障害、筋肉の脱力感や抑うつ気分などを起こします。

◆症状は進行する?
痛みは持続的に続き慢性化しますが、進行性ではなく、各種内臓症状があっても、命にかかわることはありません。
しかし、痛みが強くなったり、弱くなったり、つらい症状が繰り返し現れ、長く続きます。



 
 
 
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