腎癌 Minds版やさしい解説

腎臓のつくりとはたらき


腎臓は、腰のあたりの高さに、背骨をはさんで左右にひとつずつある臓器で、ソラマメのような形をしています。

図2・腎臓のつくり


腎臓を構成しているのは、以下の2つの部分です。

●腎実質(じんじっしつ)…腎臓の実質的なはたらきを担う
 「皮質(ひしつ)」と「髄質(ずいしつ)」からなる
●腎杯(じんぱい)・腎盂(じんう)…腎実質に囲まれたすき間

腎臓は、腎小体の中の糸球体(しきゅうたい)という毛細血管が集まった組織で血液中の老廃物などを取り除き、尿細管を通してからだに必要な成分を再吸収することで、尿を作ります。
このような過程を通して、体内の水分量や体液成分が一定に保たれるように調整することは、腎臓の重要なはたらきのひとつです。
腎臓は以下のような、からだにとって大切なはたらきをしています。


角1 角2
 
<腎臓のおもなはたらき>

 
血液中の老廃物などを取り除き、尿を作る
体内の水分量や体液成分が一定に保たれるように調整する
ナトリウムを排出して血圧を調整する
ホルモンを分泌して、赤血球の産生や、カルシウムの吸収を助ける
活性型ビタミンDが作られるのを促す
角3 角4



 

 
 
 
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