高尿酸血症・痛風 Minds版やさしい解説
どんな治療法があるの?
高尿酸血症・痛風は生活習慣病の1つなので、まずは生活習慣の改善が第一となります。
痛風による発作や合併症を防ぎ、血清尿酸値をコントロールするため以下のような治療が行われます。
◆生活習慣の改善
○食事療法
プリン体を多く含む食品や高カロリー食を控えましょう。
プリン体が多く含まれる食品として、肉類・魚介類やその内臓、魚の干物などがありますが、果糖を多く含む飲み物や食品を取り過ぎると尿酸値が高くなります。
○飲酒制限
プリン体を多く含むアルコール飲料としてビールが代表的ですが、プリン体の有無に関係なく、アルコール飲料には、体内でプリン体を分解して、血清尿酸値を増加させます。アルコール飲料の1日の摂取目安として、日本酒1合、ビール500mL、ウイスキー60mL程度といわれています。
○運動療法
肥満は血清尿酸値を高めるといわれ、適正体重はBMI<25とされています。
このBMIとは、肥満の程度を判定する目安で、体重〔㎏〕÷身長〔m〕2で求められます。
適正体重にするため、食事や飲酒制限に加え、週3回程度の軽い運動を心がけましょう。無理のない範囲の有酸素運動がお勧めです。
◆薬物療法
○尿酸値を下げる薬〔尿酸降下薬〕
生活習慣の改善を行っても、血清尿酸値が下がらない場合は、薬による治療が行われます。
薬物療法は、高尿酸血症のタイプにより服用する薬が違ってきます。
薬は、尿酸の排泄を促すはたらきがある尿酸排泄促進薬と、体内で尿酸の生成を抑えるはたらきがある尿酸生成抑制薬の大きく2つに分けられます。
○痛風発作治療薬
痛風発作時に対して、炎症を抑える非ステロイド抗炎症薬〔NSAID〕パルス療法*7と、発作前の違和感を抑えるコルヒチンという薬が用いられます。
高尿酸血症・痛風の治療は、上記のほかにも、塩分の多い食べ物を控えたり水やお茶などで十分に水分を取ること、ストレスをためないことなど、普段の生活の改善が重要です。
痛風による発作や合併症を防ぎ、血清尿酸値をコントロールするため以下のような治療が行われます。
◆生活習慣の改善
○食事療法
プリン体を多く含む食品や高カロリー食を控えましょう。
プリン体が多く含まれる食品として、肉類・魚介類やその内臓、魚の干物などがありますが、果糖を多く含む飲み物や食品を取り過ぎると尿酸値が高くなります。

プリン体を多く含むアルコール飲料としてビールが代表的ですが、プリン体の有無に関係なく、アルコール飲料には、体内でプリン体を分解して、血清尿酸値を増加させます。アルコール飲料の1日の摂取目安として、日本酒1合、ビール500mL、ウイスキー60mL程度といわれています。
○運動療法
肥満は血清尿酸値を高めるといわれ、適正体重はBMI<25とされています。
このBMIとは、肥満の程度を判定する目安で、体重〔㎏〕÷身長〔m〕2で求められます。
適正体重にするため、食事や飲酒制限に加え、週3回程度の軽い運動を心がけましょう。無理のない範囲の有酸素運動がお勧めです。
◆薬物療法
○尿酸値を下げる薬〔尿酸降下薬〕
生活習慣の改善を行っても、血清尿酸値が下がらない場合は、薬による治療が行われます。
薬物療法は、高尿酸血症のタイプにより服用する薬が違ってきます。
薬は、尿酸の排泄を促すはたらきがある尿酸排泄促進薬と、体内で尿酸の生成を抑えるはたらきがある尿酸生成抑制薬の大きく2つに分けられます。
尿酸降下薬の種類と適応 |
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○痛風発作治療薬
痛風発作時に対して、炎症を抑える非ステロイド抗炎症薬〔NSAID〕パルス療法*7と、発作前の違和感を抑えるコルヒチンという薬が用いられます。
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■ *7非ステロイド抗炎症薬〔NSAID〕パルス療法 ■ | ||
痛風発作を起こしているときに行います. 非ステロイド抗炎症薬とは,炎症を抑えたり,痛みを抑えたり,または熱を下げたりする作用がある薬です. この薬を,短期間に通常よりも多い量を服用する治療法のことをいいます. |
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高尿酸血症・痛風の治療は、上記のほかにも、塩分の多い食べ物を控えたり水やお茶などで十分に水分を取ること、ストレスをためないことなど、普段の生活の改善が重要です。