子宮体癌 Minds版やさしい解説

子宮体がんはどのように進行するの?


◆ステージ分類

子宮体がんの進行の度合いは、がんの大きさや広がり方、リンパ節やほかの臓器への転移の程度によって進行度[ステージ]という段階で表されています。
ステージを知ることは、どのような治療を行うかを決め、治療によってどの程度治せるかなどを予測するために重要です。




表2・子宮体がんのステージ
進行度
[ステージ]
0期
組織診で悪性が疑われた場合、または子宮の内膜に異常な細胞の増殖が認められた場合
I期
がんが子宮体部内にとどまり、子宮けい部やリンパ節、あるいはほかの臓器に広がっていない
II期
がんが子宮頸部に広がっているが、リンパ節やほかの臓器に広がっていない
III期
A
がんが子宮外に広がり、漿しょう膜や付属器を侵すか、あるいは腹腔内にがん細胞が見られる
B
がんが腟に転移している
C
がんが骨盤内のリンパ節や下腹部の太い動脈周囲のリンパ節にも転移している
IV期
A
がんが膀胱や腸など、近くの臓器にも広がっている
B
がんが遠くのリンパ節や臓器に、すでに転移している
出典:日本産婦人科学会、日本病理学会、日本医学放射線学会編.子宮体癌取扱い規約 2006年4月【改定第2版】.金原出版 より作成





図4・子宮体がんの進行度[ステージ]
 
 





また、治療によっていったん子宮体がんを取り除いても、再び発生する場合があります。
これを再発といいます。


 

 
 
 
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