妊娠出産 Minds版ガイドライン解説


ガイドライン作成委員より皆様へ
新生児蘇生法講習会の講習を受けたスタッフが院内にいて、必要なときには立ち会うことが望ましいとされています。そのようなスタッフがいない施設では、赤ちゃんに異常があったときに搬送できる病院と提携しています。赤ちゃんがほかの施設やNICUに搬送される場合、その前に赤ちゃんに会ったり、可能であれば赤ちゃんに触れたり抱っこする時間を持ちましょう。また、赤ちゃんの状態についてよく説明を受け、退院後のお母さんの連絡先を伝え、病院への連絡方法も聞いておき、いつでも連絡できるようにましょう。
 


医学用語解説
新生児
(しんせいじ)
生まれたばかりの赤ちゃんのことです。生まれてから28日までの赤ちゃんを新生児と呼びます。新生児が心臓や呼吸が止まった仮死状態で生まれてきた場合には、心臓や肺の動きを回復させる心肺蘇生処置が行われます。
蘇生
(そせい)
心臓や呼吸が止まった仮死状態で生まれてきた赤ちゃんの心臓や肺の動きを回復させる処置のことです。一般に、心肺蘇生法と呼ばれる応急処置がとられます。応急処置には、あごを上げて呼吸の通路を確保する気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ、呼吸路を持続的に確保するための管の挿入、必要な薬剤の投与などがあります。
Consensus 2005に基づいた日本版新生児心肺蘇生法講習会解説書
(コンセンサス2005にもとづいたにほんばんしんせいじしんぱいそせいほうこうしゅうかいかいせつしょ)
心臓や呼吸が停止し仮死状態で生まれた赤ちゃんに対して行う、心臓や呼吸を回復させる応急処置について、国際的に認められた標準的な手順をまとめた解説書です。国際蘇生連絡委員会という国際的な組織が作成したConsensus 2005という手順書の内容を、日本語に翻訳したものです。
新生児搬送
(しんせいじはんそう)
生まれたばかりの赤ちゃんに異常があったときに、適切な処置ができる医療施設へ赤ちゃんを移送することです。
日本助産師会
(にほんじょさんしかい)
妊娠、出産、育児に関して、母子の健康を守るために、全国の助産師の連携をはかり、すべての女性が必要とするケアを速やかに受けられることを目的に活動している助産師の職業団体です。
助産所業務ガイドライン
(じょさんしょぎょうむガイドライン)
助産所で行う標準的な業務内容をまとめたガイドラインのことです。出産、妊娠の緊急時に助産所から病院へ搬送する基準を、日本助産師会が産婦人科医や小児科医と共同で作成したものです。
NICU
(エヌアイシーユー)
新生児集中治療室を英語でNeonatal Intensive Care Unitといい、その略語です。生まれてきた赤ちゃんの体重が2,000g未満または妊娠から34週未満で生まれた場合、生命に危機がある場合に、24時間体制で医師や助産師や看護師が治療やケアを行う施設です。発育が未熟な状態で生まれた赤ちゃんは、呼吸が弱かったり、感染症にかかりやすいなど危険性が高いため、NICUで注意深くケアする必要があります。
母子分離
(ぼしぶんり)
生まれてきた赤ちゃんと母親が別の部屋や医療施設で過ごすことです。成長が未熟だったり、生命に危険がある場合には、赤ちゃんは新生児用の集中治療室へ移され、母親と離れて過ごすことになります。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく「快適な妊娠出産のためのガイドライン」  RQ12
 
 
 
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