(旧版)高尿酸血症・痛風 Minds版ガイドライン解説

高尿酸血症は、尿酸塩沈着症痛風関節炎腎障害など]の病因であり、血清尿酸値が7.0mg/dLを超えるものと定義する。性・年齢を問わない。[エビデンス2a] [推奨度B]

ガイドライン作成委員より患者さんへ
血清尿酸値が7.0mg/dLまでは正常、7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と定義します。
 


医学用語解説
尿酸塩沈着症
(にょうさんえんちんちゃくしょう)
体内の尿酸が一定量を超えたために溶けきれず、関節や腎臓などの組織に結晶化して付着している状態のことをいいます。
痛風関節炎
(つうふうかんせつえん)
尿酸が結晶化して関節に付着して起こる関節炎のことです。血液中で尿酸が増えることで体内での尿酸の結晶化が起こります。この結晶が関節に付着し、多くの場合、足の親指の付け根の関節や足首の関節に、急激に発症して、激しい痛みや赤く腫れるなどの症状が現れます。
腎障害
(じんしょうがい)
何らかの原因により、腎臓に障害が起こり、その機能を十分に発揮することが困難な状態のことをいいます。
病因
(びょういん)
病気を引き起こした原因のことです。ここでは、痛風関節炎や腎障害を引き起こした原因のことを指しています。
血清尿酸値
(けっせいにょうさんち)
血液検査の一項目で、血液中の尿酸の濃度を示した値のことです。この値が7.0mg/dlを超えている状態を高尿酸血症といいます。この値は、1日の中でも変動し、食事や運動の後にも変動します。そのため、複数回の検査結果を基に、正常な値であるか否かを判定する必要があります。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第2版  1.高尿酸血症の定義
 
 
 
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