急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

初期の重症度に応じた抗菌薬投与を行う。[推奨度A

ガイドライン作成委員より患者さんへ
患者さんに使われる抗菌薬は、重症の程度によって決められます。一度使い始めた薬でも、その後の検査で、さらに効果のある薬が分かった場合は、その時点で変更されます。
 


医学用語解説
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。
抗菌薬
(こうきんやく)
細菌を殺したり、増殖したりするのを防ぐ効果がある薬のことです。急性胆管炎・急性胆嚢炎では胆汁が細菌感染を起こすため、細菌感染を治療する目的で、抗菌薬が使われます。吐き気があって薬が飲めないときは、注射や点滴で投与することもあります。
重症度
(じゅうしょうど)
症状や検査の結果から病気の重さを判定し、段階別に分けたものをいいます。急性胆嚢炎は、患者さんの状態や症状、血液検査、画像診断の結果から、軽症、中等症、重症の三段階に分けられています。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q98 急性胆嚢炎において推奨される抗菌薬の選択基準は?
 
 
 
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