急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

急性胆嚢炎と診断した症例は原則として全例が抗菌薬治療の対象となる。[推奨度A

ガイドライン作成委員より患者さんへ
急性胆管炎と診断された患者さんは、原則として全員が抗菌薬治療を受けることをお勧めします。
 


医学用語解説
抗菌薬
(こうきんやく)
細菌を殺したり、増殖したりするのを防ぐ効果がある薬のことです。急性胆管炎・急性胆嚢炎では胆汁が細菌感染を起こすため、細菌感染を治療する目的で、抗菌薬が使われます。吐き気があって薬が飲めないときは、注射や点滴で投与することもあります。
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。
抗菌薬治療
(こうきんやくちりょう)
細菌を殺したり、増殖するのを防ぐ効果がある薬で治療を行うことです。急性胆嚢炎は胆石が胆嚢の出入口に詰まり、胆嚢が血流障害を起こしたり、胆嚢に胆汁が溜まり、膨れ上がることをいいますが、大腸などにすむ細菌等が原因となって細菌感染を起こします。この細菌感染を治療することが目的で、抗菌薬が使われます。吐き気があって薬が飲めないときは、注射や点滴で投与する場合もあります。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q92 どのような症例に抗菌薬を投与すべきか?
 
 
 
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