急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

急性胆嚢炎胆嚢癌が合併している頻度は1〜1.5%である。
高齢者では胆嚢癌の合併頻度が高い[60歳以上では9%]。

ガイドライン作成委員より患者さんへ
急性胆嚢炎の1〜1.5%に胆嚢がんが隠れていると報告されています。この中で、年齢を60歳以上に絞ると9%にがんが隠れており、年をとるほど多くなるとされています。
 


医学用語解説
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。
胆嚢癌
(たんのうがん)
胆嚢にできた悪性の腫れ物のことです。胆嚢がんは、初期の段階では自覚症状が出にくいがんの一つですが、進行すると白目が黄色くなる黄疸などの症状が見られます。胆嚢がん患者さんは胆嚢内に胆石がある人が多く、胆嚢管に胆石が詰まると、みぞおちの痛みや、発熱、吐き気などの症状が現れることもあります。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q80 急性胆嚢炎に胆嚢癌が合併している頻度は?
 
 
 
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