急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

急性胆嚢炎の典型的な症状は、上腹部痛[右季肋部痛、心窩部痛]悪心・嘔吐、発熱である。

ガイドライン作成委員より患者さんへ
急性胆嚢炎になると現れる症状は、腹痛、吐き気、発熱が主にあります。腹痛は、特にみぞおちの辺りやそのやや右側の痛みが多くあります。
 


医学用語解説
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。
上腹部痛[右季肋部痛、心窩部痛]
(じょうふくぶつう[みぎきろくぶつう、しんかぶつう])
おなかの真ん中よりも上の方が痛むことです。特に急性胆嚢炎では、季肋部という右の肋骨辺りや、心窩部というみぞおち付近に痛みを感じることがあります。
悪心
(おしん)
ムカムカとして吐き気があることです。急性胆嚢炎を患うと、おなかの上辺りに痛みを感じたり、ムカムカするような吐き気を感じたりすることが多くあります。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q64 急性胆嚢炎の症状は?
 
 
 
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