急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

ENBDあるいはstent placementのいずれを選択してもよい。

ガイドライン作成委員より患者さんへ
急性胆管炎の基本的な治療は、細菌の増殖した胆汁を排膿する胆道ドレナージという治療です。内視鏡でこの治療を行う場合、細い管を使って鼻から体の外へ胆汁を排膿するENBDという方法と、腸の中に胆汁を流す方法[ステント留置]があり、どちらでもよいとされています。
 


医学用語解説
ENBD
(イーエヌビーディー)
endoscopic nasobiliary drainageの略で、内視鏡的ドレナージのことです。鼻から入れたチューブを胆管に到達させ、滞った胆汁を十二指腸から外に排出させる方法です。
stent placement
(ステント・プレースメント)
プラスチックステント留置のことで、胆道内に滞った胆汁を排出させる方法の一つです。内視鏡を使い、カテーテルという管を通じて細いワイヤーを胆管内に入れます。管を抜き、ワイヤーに沿ってプラスチックの管を入れ、胆管内に留め置き、胆汁を排出させる方法です。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q62 ENBDとstent placementのどちらを選択すべきか?
 
 
 
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