急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

full dose抗菌薬静注投与することが原則である。[推奨度A

ガイドライン作成委員より患者さんへ
抗菌薬は、原則として通常量を点滴で行います。
 


医学用語解説
抗菌薬
(こうきんやく)
細菌を殺したり、増殖したりするのを防ぐ効果がある薬のことです。急性胆管炎・急性胆嚢炎では胆汁が細菌感染を起こすため、細菌感染を治療する目的で、抗菌薬が使われます。吐き気があって薬が飲めないときは、注射や点滴で投与することもあります。
full dose
(フルドーズ)
1回に投与することが適正な量を全量投与することです。胆汁に感染した細菌を殺す抗菌薬を使った治療を行いますが、このとき、肝臓や腎臓の機能が低下していなければ、適正とされている全量を投与します。なお、1回当たりの薬の適正量と回数、薬の種類によって異なります。
静注投与
(じょうちゅうとうよ)
注射や点滴を使い、静脈から体内に薬を入れることです。胆汁に感染した細菌を殺すため、抗菌薬という薬が使われます。抗菌薬を血液中でより高い濃度にし、全身に行き渡らせることができる方法として、静脈からの注射や点滴が行われます。


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(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q51 基本的な投与法,投与量,投与経路は?
 
 
 
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