急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

急性胆管炎成因診断におけるCT推奨度B

ガイドライン作成委員より患者さんへ
急性胆管炎の原因には、結石が最も多いのですが、それ以外にも腫瘍をはじめいろいろな原因があります。それら全体の診断にCT検査を行うべきです。
 


医学用語解説
急性胆管炎
(きゅうせいたんかんえん)
胆管の中に胆石が詰まるなどして、胆汁の流れが滞り、胆管内に胆汁があふれると、痛みが起こります。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなることで痛みが治まることもありますが、そのまま胆汁の流れが滞っていると、腸内の細菌などが逆流し、細菌感染を引き起こします。これを急性胆管炎といいます。
CT
(シーティー)
コンピューター断層撮影装置のことで、computed tomographyの略です。X線を体に当て、コンピューターを使って体の中の状態を処理し、画像として映し出す検査です。体の内部を輪切りにした状態で細かく見ることができるため、体内の異常を調べることが可能です。近年は、三次元の画像も得られるようになりました。
成因診断
(せいいんしんだん)
病気が発症した原因が何であるかを特定することです。急性胆管炎は、その原因の多くが胆石の詰まりによるものですが、超音波検査やMRI、CT検査などの画像検査を行い、原因を特定します。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q37 急性胆管炎でのCTの診断能は?
 
 
 
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