急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

急性胆管炎急性胆嚢炎が疑われる場合、腹部単純X線写真を撮影すべきである。[推奨度A

ガイドライン作成委員より患者さんへ
急性胆管炎、急性胆嚢炎の最も多い原因は、胆石です。また、腸閉塞などが起こっている場合があります。急性胆管炎、急性胆嚢炎が疑われる場合は、おなかのX線を撮りましょう。
 


医学用語解説
急性胆管炎
(きゅうせいたんかんえん)
胆管の中に胆石が詰まるなどして、胆汁の流れが滞り、胆管内に胆汁があふれると、痛みが起こります。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなることで痛みが治まることもありますが、そのまま胆汁の流れが滞っていると、腸内の細菌などが逆流し、細菌感染を引き起こします。これを急性胆管炎といいます。
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。
腹部単純X線写真
(ふくぶたんじゅんエックスせんしゃしん)
X線を体に当て、おなかの状態を画像として写し出す検査のことです。おなかの状態を調べるときは、あおむけに寝て撮影する方法と立って撮影する方法が行われます。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q31 急性胆管炎を疑った場合,単純X線写真を撮るべきか?
 
 
 
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