急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

肥満や年齢とは関連があったが、それ以外の因子とは関連を認めない。

ガイドライン作成委員より患者さんへ
これまで経験的に、5F[色白:Fair・肥満:Fatty・女性:Female・40代以降:Forty or fifty・妊娠Fetation]は急性胆嚢炎になりやすいといわれてきました[胆石ができやすいという意味でもあります]。これに対し、論文報告を検討すると、肥満の方や40〜50歳代は急性胆嚢炎になりやすいという結論ですが、その一方、色白の人、女性・妊娠については急性胆嚢炎になりやすい原因とはいえないようです。
 


医学用語解説
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。
因子
(いんし)
ある事柄が成り立つ要因のことです。ここでは、急性胆嚢炎を患う人に多い肥満や年齢などの要因のことをいいます。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q13 “4F”や“5F”は急性胆嚢炎の発症に関連があるか?
 
 
 
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