急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

急性無石胆嚢炎急性胆嚢炎の2〜15%を占める。

ガイドライン作成委員より患者さんへ
急性胆嚢炎の原因はほとんどが胆石です。ただし、胆嚢炎の2〜15%は胆石のない人にも起こるので、注意が必要です[Q88、89、90、91も参考にしてください]。
 


医学用語解説
急性無石胆嚢炎
(きゅうせいむせきたんのうえん)
急性胆嚢炎の中でも、その原因が胆石の詰まりではないもののことです。急性胆嚢炎の原因の多くは胆石の詰まりによるものですが、胆石以外にも2〜15%の割合で胆嚢炎が起こることがあります。胆石が原因でない胆嚢炎の原因としては、手術や重症外傷、熱傷、点滴による栄養摂取、がんの転移などがあります。
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q7 急性無石胆嚢炎の頻度は?
 
 
 
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