急性胆管炎・胆嚢炎 Minds版ガイドライン解説

急性胆管炎:0.5〜1.7%
急性胆嚢炎:0.2〜0.5%

ガイドライン作成委員より患者さんへ
内視鏡を用いた内視鏡的逆行性胆管膵管造影[ERCP]という検査を受けると、まれではありますが、急性胆管炎[0.5〜1.7%]や急性胆嚢炎[0.2〜0.5%]が発生する可能性があります。心配な方は、担当医とよく相談しましょう。
 


医学用語解説
ERCP
(イーアールシーピー)
endscopic retrograde cholangiopancreatographyの略で、内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査のことです。口から十二指腸まで到達させた内視鏡から、胆管や膵管へ造影剤を入れてX線撮影を行う検査方法で、造影剤を入れるため、胆管の状態をより詳しく調べることができます。
急性胆道炎
(きゅうせいたんどうえん)
胆管や胆嚢の中に胆石が詰まるなどして、胆汁の流れが滞って、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなることで痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。
急性胆管炎
(きゅうせいたんかんえん)
胆管の中に胆石が詰まるなどして、胆汁の流れが滞り、胆管内に胆汁があふれると、痛みが起こります。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなることで痛みが治まることもありますが、そのまま胆汁の流れが滞っていると、腸内の細菌などが逆流し、細菌感染を引き起こします。これを急性胆管炎といいます。
急性胆嚢炎
(きゅうせいたんのうえん)
多くの場合、胆嚢の出入り口に胆石が詰まるなどして、胆嚢が血行障害を起こしたり、胆汁の流れが滞ったりして膨れ、痛みが起こる病気のことです。胆石が自然に流れて胆汁の詰まりがなくなると、痛みが治まる場合もありますが、そのまま胆石が詰まっていると、腸内の細菌などが逆流して細菌感染を引き起こします。


関連する医療提供者向けガイドラインの表示はこちら
(旧版)科学的根拠に基づく急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン  Q3 ERCP後急性胆道炎の発生頻度は?
 
 
 
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