(旧版)これで治す最先端の頭痛治療 「慢性頭痛の診療ガイドライン」市民版
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群発頭痛 |
群発頭痛は片側の眼窩(がんか)周辺から前頭部、側頭部にかけて短時間の激しい頭痛が数週から数ヵ月の期間、群発的に出現する頭痛で、夜間・睡眠中に頭痛発作が起こりやすいのが特徴です。
群発頭痛の発症年齢は通常20〜40歳代、男性における有病率は女性の3〜7倍です。群発期には、発作は定期的に起こるほか、アルコールにより誘発されます。
群発頭痛の有病率は0.056%〜0.4%程度(1000人に1人程度)と報告されており、8.4%の片頭痛(10人に1人)に比べると患者数はかなり少ないといえます。群発頭痛期間中は飲酒で発作が必発ですので、発作期間中は禁酒します。