(旧版)これで治す最先端の頭痛治療 「慢性頭痛の診療ガイドライン」市民版

1 どのような場合に片頭痛の予防療法が必要なのでしょうか

推奨 片頭痛発作が月に2回以上ある方には、片頭痛の予防療法を検討していただくとよいでしょう。急性期治療のみでは片頭痛による日常生活の支障が残る場合、急性期治療薬が使用できない場合にも予防療法を行うよう勧められます
  グレードB:行うよう勧められる

解説
片頭痛予防療法はつぎのようなメリットがあります。
 (1)発作の頻度、重症度、頭痛持続時間を減らします
 (2)急性期治療の効果をよくします
 (3)生活への支障を軽減させることにより、生活機能が向上します

急性期治療薬の乱用は薬剤乱用性頭痛を誘発しますので、急性期治療薬ののみすぎがある場合も予防療法が必要です。高血圧や抑うつ状態などの共存症がある場合には共存症にも有効な片頭痛予防薬を使用します。

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