(旧版)これで治す最先端の頭痛治療 「慢性頭痛の診療ガイドライン」市民版
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日本の年間片頭痛有病率は8.4%で、前兆のない片頭痛5.8%、前兆のある片頭痛2.6%です。片頭痛は20歳〜40歳代の女性に多くみられます。
鳥取県大山町の調査では、住民の6.0%が片頭痛(前兆のある片頭痛0.9%、前兆のない片頭痛5.2%)にかかっていました。
世界各国における有病率はさまざまで、中国3.0%、マレーシア9.0%、台湾9.1%、フランス12.1%、米国13.0%、スウェーデン13.2%、ドイツ27.5%、タイ29.1%などの報告があります。
日本を含むアジアでの片頭痛の有病率は5〜10%、欧米では10〜15%と考えられます。これらのいずれの数字を取ってもきわめて高い有病率です。
年代別にみた片頭痛有病率をみますと、若年〜中年の女性に多く30歳代、40歳代女性の片頭痛の有病率はそれぞれ17.6%、18.4%にもおよんでいます。
日本の片頭痛患者は、頭痛のために日常生活に支障があるにもかかわらず、医療機関に受診するものが少ないことが示されています。
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