有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

文献ID:S0030673 PMID: 11905926

著者

Cooner WH/Mosley BR/Rutherford CL Jr/Beard JH/Pond HS/Terry WJ/Igel TC/Kidd DD

出典: J Urol/ 167巻, (2 Pt 2)号, 966-73; discussion 973-5頁/ 発行年 2002年

文献番号

77

AF

6

研究方法

ケース・シリーズ

検査法

超音波・直腸診(DRE)・PSA

対象数

1,807人のうち835人が超音波検査、そのうち46.2%が生検。

対象集団の特性

年齢50-89歳

対象集団の設定条件

検診受診者ではない。有症状もしくは前立腺がん検査希望の泌尿器科外来受診患者。1987年1月12日-1989年1月22日に8人の泌尿器科医のもとで超音波、DRE、PSA検査を受けた患者。

評価指標

前立腺がん発見率、偶発症発生率。

評価指標の把握

医療記録

結果

1)前立腺生検は、超音波でがん疑いの患者(超音波陽性者)全員(835人)に行われ、生検施行率は46.2%。生検者中263人でがんが認められ、1,807人中のがん発見率は14.6%。DRE+超音波陽性者のPPV(43.2%)はPSA+超音波陽性者のPPV(48.4%)と有意差なく、DRE+PSA+超音波陽性者のPPVは61.8%。あくまで超音波でがん疑い例への生検によるがん例のみを発見がんとすると、DREの偽陰性は4.8%(60人)、PSAの偽陰性は4.3%(52人)、DRE+PSA陰性の偽陰性は2.1%(19人)。
2)偶発症は、検査(超音波、DRE、PSA)のみでは認めなかったが、生検後では軽度偶発症として血尿、血精子症、血便がわずかに見られ、重度偶発症として敗血症が5人(生検中0.60%、全対象中0.28%)、輸血を要する骨盤内血腫が1人に認められた。(超音波でがんが疑われなかった972人のうち、DREにて病変が疑われた123人は生検を施行したが、この123人は対象数には含まれるが超音波下生検によるがん発見率には含まれていない。この123人中のがんは4.9%(6人)であった。)

不利益

上記の通り。

研究全般に関するコメント

検診ではなく、臨床上のDRE・PSA・超音波による診断を検討している。

ページトップへ

ガイドライン解説

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す

診療ガイドライン検索

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す