有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

文献ID:S0030670 PMID: 12429313

著者

Mkinen T/Auvinen A/Hakama M/Stenman UH/Tammela TL

出典: Urology/ 60巻, 5号, 846-50頁/ 発行年 2002年

文献番号

74

AF

5・6

研究方法

ケース・シリーズ

検査法

PSAカットオフ4.0ng/ml

対象数

検診群100人 対照群100人

対象集団の特性

フィンランド前立腺がんスクリーニング試験参加者(RCTの検診群)、1997-2000年に有症状で病院を受診した55-67歳の対照群。

対象集団の設定条件

平均年齢:検診群63.2歳 対照群63.4歳 フィンランド

検診群における受診率・要精検率

不明

評価指標

合併症と生検の頻度。

評価指標の把握

自己記入式質問票、医療記録。

結果

1)生検に伴う重篤な合併症はなかったが、何らかの合併症は、検診群58人(58%)、症例群52人(52%)であった。直腸出血は検診群で57人、対照群で51人であった。
2)自記式アンケートの結果では、中等度以上の不快感を訴えるものは検診群69%、対照群61%であった(P=0.31)。同様に中等度の痛みは検診群52%、対照群63%であった(P=0.16)。両群とも必要であれば再度検査を受けると回答したのは80%以上であった。
3)後発の合併症としては、血尿70%、直腸出血59%であった。

不利益

上記の通り。

研究全般に関するコメント

1)自記式アンケートの回答率は両群で異なる。検診群97%、対照群58%。
2)生検の合併症が許容範囲内だが、合併症の頻度は有症状者のものと同程度に起こるので検診を遠ざける要因となるかもしれない。
3)対照群は1つの病院で生検を受けており、医療技術の差等などについては考慮されていない。
4)合併症は、許容性とスクリーニングの効果を損なう可能性があることも指摘。

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