有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

文献ID:S0030649 PMID: 16091872

著者

Vutuc C/Schernhammer ES/Haidinger G/Waldhör T

出典: Wien Klin Wochenschr/ 117巻, (13-14)号, 457-61頁/ 発行年 2005年

文献番号

53

AF

1

研究方法

時系列研究

検査法

PSA

対象数

1985-2000年の前立腺がん死亡数、チロル地方、チロル地方以外のオーストリア。

対象集団の特性

50-89歳男性

対象集団の設定条件

オーストリア・チロル地方とそれ以外の地域。

検診群における受診率・要精検率

記載なし。

評価指標

前立腺がんの死亡率、罹患率。

評価指標の把握

前立腺がんの死亡率(Statistik Austria)・罹患率(記載なし)。

結果

1970-2002年の前立腺がんによる死亡率の推移をチロル地方と、それ以外の地方に分けて、Joint-point regression modelによるannual percent change (APC)を計算することによって検討。有意な死亡率の減少(APCで評価)はチロル地方も、それ以外の地方も、70-79歳の年齢階級のみで観察された。チロル地方では-6.42(95%CI:-8.92 - -3.86)joint-point 1991年、それ以外の地方では-2.36(-3.38 - -1.34)joint-pointは1989年。
※チロル以外
50-59歳、60-69歳では死亡率の有意な減少は無く、80-89歳では1970-2002年で有意に増加(APC1.64、95%CI:1.32-1.96)。
チロル地方
50-59歳、60-69歳では死亡率の有意な減少は無し。80-89歳でも有意な増加は無し(ACP1.16、95%CI:0.23-2.10)。

不利益

記載なし。

研究全般に関するコメント

Bartschらによるチロル研究と同じデータ(罹患・死亡)を用いた解析。チロル地方で組織的な検診が始まったのは1993年、それ以外の地方でも1989年以前にPSAは普及していない。
チロル地方を含み、オーストリアではPSA導入直前から死亡率は減少している。前立腺がんのリードタイムが長いことを考えると、死亡率の減少はPSA導入だけでなく診療(特にホルモン療法)の影響が指摘されている。

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