有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

文献ID:S0030629 PMID: 16934392

著者

Aus G/Bergdahl S/Lodding P/Lilja H/Hugosson J

出典: Eur Urol/ 51巻, 3号, 659-64 Epub 2006 Jul 28頁/ 発行年 2007年

文献番号

33

AF

1

研究方法

無作為化比較対照試験

検査法

PSA検査

対象数

検診群9,972人 対照群9,973人

対象集団の特性

男性 50-65歳

対象集団の設定条件

スウェーデン・ゴーテンデルクの住民。

検診群における受診率・要精検率

受診率75%

評価指標

転移がん発見数

評価指標の把握

がん登録

結果

10年間で、前立腺がんと診断されたのは検診群が810人、非検診群が442人であり、検診群が非検診群の1.8倍であった。
転移前立腺がんの症例数は検診群24人、非検診群47人であり、検診によって転移がんリスクは48.9%減少した(P=0.0084)。
検診群で診断された転移がん24人のうち、13人は検診未受診であった。

不利益

記載なし。

研究全般に関するコメント

1)検診による転移がんのリスク減少効果の可能性を示しているが、転移がんのサンプル数が少ない。                                          2)バイアスを回避するために、割付後にインフォームドコンセントを行っている。
3)代替指標であり、またM1が未確認なものも含む成績である。
4)両群における発見までの平均期間は示されていない。
5)代替指標による結果であることから、有効性評価の結論は出せない。

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