有効性評価に基づく前立腺がん検診ガイドライン

文献ID:S0030622 PMID: 15017125

著者

Weinmann S/Richert-Boe K/Glass AG/Weiss NS

出典: Cancer Causes Control/ 15巻, 2号, 133-8頁/ 発行年 2004年

文献番号

26

AF

1

研究方法

症例対照研究

検査法

多くがDRE (PSAも含む)

対象数

症例群(前立腺がんで死亡)171人、対照群342人、1:2でマッチング。

対象集団の特性

症例群/対照群:1992-1999年に死亡した者(ケース、45-84歳)と同一の性、年齢、保険プラン、加入日、期間をマッチさせた対照者。

対象集団の設定条件

KPNW(ノースウェスト・カイザーパーマネント)の会員で、無作為抽出された者。

検診群における受診率・要精検率

受診率:症例群74.6% 対照群74%

評価指標

死亡率(症例群/対照群のオッズ比)

評価指標の把握

ヘルスプランがん登録の記録コードの正確さを担保するため、カルテと死亡診断書を再検討。

結果

DREあるいはPSAいずれかの検診を受けた場合のオッズ比は0.70(95%CI:0.46-1.1)。
スクリーニングの大半はDREであり、PSA単独の評価はできなかった。

不利益

記載なし。

研究全般に関するコメント

オッズ比 0.70、95%信頼区間が 0.46-1.1であり、有意差はないが、死亡率を30%低下させるかもしれない。
サンプル数が増えれば、有意差が認められる可能性はある。
バイアス、交絡因子を調整しており、よく吟味された症例対照研究と思われる。

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