有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン
文献ID:S0024514
PMID:
10405737
AF
4
研究方法
その他
検診方法
経皮的肺穿刺検査(経胸腔的肺穿刺吸引生検:TNAB)
対象数
346人、356例
対象集団の特性
18-92歳(平均年齢64歳)の男性226人、女性120人。
CTガイド下331例、X線ガイド下24例、盲目的生検1例。
対象集団の設定条件
North Carolina Baptist病院の受診者
評価指標
偶発症(気胸)の発生率
評価指標の把握
生検直後のCT像と生検後1-2時間のX線検査。
結果
気胸症例は40.4%(144例、CTガイド下139例、X線ガイド下5例)、そのうち17.4%(25例、全体の7%)はチェストチューブを必要とした。
不利益
上記の通り
研究全般に関するコメント
気胸発生率は病変サイズ、肺気腫の存在に関連し、病変部位、穿刺針サイズ、胸膜通過回数、術者経験には関連しなかった。気胸発生率は、生検穿刺針による肺穿通がなければ15%、あれば50%であったが、胸膜から病変までの距離には関連しなかった。