有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024507 PMID: 11429191

著者

Dammas S/Patz EF Jr/Goodman PC

出典: Lung Cancer/ 33巻, 1号, 11-6頁/ 発行年 2001年

AF

4

研究方法

検査精度

検診方法

通常胸部CT

対象数

28人

対象集団の特性

男性16人、女性12人、年齢中央値56.7歳(範囲26-78)

対象集団の設定条件

米国大学病院の剖検例で、死亡2ヶ月前のCT撮影があり、CTで直径15mm以下の結節が認められた症例

評価指標

呼吸器疾患発見率(肺癌以外の疾患を含む)

評価指標の把握

剖検との対比(Retrospective study)

結果

19人が剖検でも結節が指摘されたが、9人(23%)は指摘されていなかった。28人中1例で剖検で肺癌が認められていたが、CTでは発見されていなかった。

不利益

Overdiagnosis biasの評価のため剖検データを使用することは信頼性に問題があり、過去の報告の解釈には注意が必要。

研究全般に関するコメント

Retrospective case-series studyであるため、CT及び剖検による評価方法にBIASが生じている。ただし、今後の剖検時の肺結節の評価方法についての課題を呈示した点は意義がある。

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