有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024501

著者

丸山雄一郎/山本 洋/山口敏之/小山正道/久堀周治郎/高野美恵子/生島妙美/望月哲仁/水澤幸博/森泉 力

出典: 胸部CT検診/ 9巻, 2号, 116-21頁/ 発行年 2002年

AF

3, 4

研究方法

検査精度

検診方法

多検出器列らせんCTを用いた低線量薄層CTによる胸部検診(MDCT検診)とCT検診車を用いた低線量CTによる胸部検診(CT検診車検診)

対象数

2,188人 MDCT:1,174人、CT検診車検診:1,014人

対象集団の特性

MDCT:男性829人、女性345人、平均年齢56歳、喫煙者686人
CT検診車検診:男性649人、女性365人、平均年齢56歳、喫煙者579人

対象集団の設定条件

MDCT検診はドック受診者が、CT検診車検診は地域住民が対象者

評価指標

各検診CT検査の正診率

評価指標の把握

精密検査

結果

測定条件はMDCT検診/CT検診車検診それぞれ電圧120/120kVp、電流10/25mA、スライス幅2.5/10mmにて施行。実効線量はMDCT検診0.43mSv、CT検診車検診0.60mSvであった。MDCT検診の要精検判定者(肺がん疑い)は4.6%(54/1,174)で正診率は84.4%。CT検診車検診の要精検判定者は8%(81/1,014)でCT正診率は56.9%。

不利益

偽陽性、偽陰性

研究全般に関するコメント

スライス幅を薄くすることで疑陽性率を減らせると考察している。MDCT検診はドック受診者が、CT検診車検診は住民が対象者でありバイアスがあると思われる。

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