有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン
文献ID:S0024500
AF
3
研究方法
検査精度
検診方法
低線量ヘリカルCT
対象数
1,880(男性934、女性946)人
対象集団の特性
40歳以上。50歳以上で喫煙指数600以上、あるいは40歳以上で6ヶ月以内に血痰、その他の高危険群には喀痰細胞診。それらのなかから、CT検査を希望したもの1,880人。
対象集団の設定条件
東京都荒川区検診受診者のうちの希望者
評価指標
陽性反応的中度、病期分布、肺がん発見率
評価指標の把握
精密検査
結果
要精検者431人(要精検率22.9%)、精検受診者418人、このうち日本医大第4内科で精検を受けたものについて検討。初回精検により6例肺癌発見(人口10万人当たり319)、その後2例発見。計8例の全てがCT検診では肺癌またはその疑いと判定、胸部XRでは2例のみについてそのように判定。
腫瘍長径は8-25mm、10mm以下が3例。IA期5例、IB期1例。
不利益
肉芽腫・瘢痕とされた207例中5例に画像上肺癌が否定されず、CT透視下経皮的針生検が実施された。
研究全般に関するコメント
要精検率22.9%、発見肺がん8人(10万対425)