有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024499

著者

吉村明修/安藤真弘/工藤翔二/渡 潤/田島廣之/隈崎達夫/松本満臣/矢野 侃/宮本忠昭/松本 徹

出典: 肺癌/ 40巻, 2号, 99-105頁/ 発行年 2000年

AF

3

研究方法

検査精度

検診方法

低線量ヘリカルCT

対象数

1,880(男性934、女性946)人

対象集団の特性

40歳以上。50歳以上で喫煙指数600以上、あるいは40歳以上で6ヶ月以内に血痰、その他の高危険群には喀痰細胞診。それらのなかから、CT検査を希望したもの1,880人。

対象集団の設定条件

東京都荒川区検診受診者のうちの希望者

評価指標

陽性反応的中度、病期分布、肺がん発見率

評価指標の把握

精密検査

結果

要精検者431人(要精検率22.9%)、精検受診者418人、このうち日本医大第4内科で精検を受けたものについて検討。初回精検により6例肺癌発見(人口10万人当たり319)、その後2例発見。計8例の全てがCT検診では肺癌またはその疑いと判定、胸部XRでは2例のみについてそのように判定。
腫瘍長径は8-25mm、10mm以下が3例。IA期5例、IB期1例。

不利益

肉芽腫・瘢痕とされた207例中5例に画像上肺癌が否定されず、CT透視下経皮的針生検が実施された。

研究全般に関するコメント

要精検率22.9%、発見肺がん8人(10万対425)

ページトップへ

ガイドライン解説

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す

診療ガイドライン検索

close-ico
カテゴリで探す
五十音で探す