有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024497 PMID: 11867800

著者

Diederich S/Wormanns D/Semik M/Thomas M/Lenzen H/Roos N/Heindel W

出典: Radiology/ 222巻, 3号, 773-81頁/ 発行年 2002年

AF

3

研究方法

検査精度

検診方法

低線量スパイラルCTとその後のアルゴリズムに基づく精検あるいは追跡検査

対象数

男性588人、女性229人のボランティア

対象集団の特性

40-78歳、中央値53歳。518人(64%)が50歳以上。

対象集団の設定条件

喫煙量20PY以上、中央値45PY。

評価指標

非石灰化結節性病変に対して、直径10mmを越えるものには生検か、24ヶ月までの4回に及ぶCT検査を勧める。10mm以下の場合には24ヶ月までのCT検査を勧める。

評価指標の把握

f/u、組織学的検査等

結果

350人(43%)に合計858の非石灰化結節性病変が認められた。直径10mmを越える32病変(29人)のうち15病変に対して生検が行われ12病変(11人)が癌(7病変が病期I、2病変が病期II、3病変が病期III)、3病変が良性であった。10mm以下の17病変では、24ヶ月までには病変の増大は確認されなかった。

不利益

1)結果として良性3病変に生検が施行された。
2)本研究で用いられた低線量CTでは、実効線量が男性0.6mSv、女性1.1mSv。10万人にこの検査を行えば、その後15-20年間に、男性で3個のがん、女性で6個のがんが過剰に誘発されるリスクが推定される。また、thin-section CTを追加したり、毎年CT検査を受ければこのリスクは更に大きくなることが予想される。一方、低線量CTが発見する救命可能ながんの有病率を1.3%とすれば、10回のCT検査で1,300例の救命可能がんが見つかると予想される。

研究全般に関するコメント

stage Iが6/11、生存率40ヶ月f/uで55%とあまりよくない。SCCが5/11、を占めており、日本と実情が異なる。

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