有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024485 PMID: 11139308

著者

Sone S/Li F/Yang ZG/Honda T/Maruyama Y/Takashima S/Hasegawa M/Kawakami S/Kubo K/Haniuda M/Yamanda T

出典: Br J Cancer/ 84巻, 1号, 25-32頁/ 発行年 2001年

AF

4, 3

研究方法

検査精度
Phase II

検診方法

車載型CTによる低線量CT撮影を年に1回3年間撮影

対象数

5483人

対象集団の特性

男性2,971人、女性2,412人

対象集団の設定条件

長野県下29市町村の住民男女

評価指標

小腫瘤検出率、肺癌発見率、肺癌切除率など

評価指標の把握

医療記録

結果

この研究の範囲内3年(一部4年)間で発見した肺がんをgold standardとして、感度 1996年の検診 55%、1997年の検診 83%。特異度 1996年の検診 95%、97年の検診 97%としている。
10万対比肺癌発見率は406。胸部X線無所見は67%。IA期53例、IB期2例、IIA・IIB・IIIA・IIIB・IV期はそれぞれ1例。70%が腺癌。

不利益

過剰精査

研究全般に関するコメント

1996年の検診の感度が低いのは、本来要精検とすべき画像を理解していなかったためで、97年には学習効果のために、感度が上昇したと考察されている。
1年目5,483人中、2年目の受診は4,425、3年目は3,878。3年目には発見率が200台に低下。感度・特異度に関しても論じているが、一般的ながん登録などを用いた解析ではないので評価は困難。

参考文献

63 Sone S, et al.(1998)

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