有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024477 PMID: 15695622

著者

Swensen SJ/Jett JR/Hartman TE/Midthun DE/Mandrekar SJ/Hillman SL/Sykes AM/Aughenbaugh GL/Bungum AO/Allen KL

出典: Radiology/ 235巻, 1号, 259-65頁/ 発行年 2005年

AF

1, 3

研究方法

コホート研究
Phase II

検診方法

低線量CTおよび喀痰細胞診、1年に1回5年間。最初に肺機能と採血(DNA解析用)。

対象数

1520人

対象集団の特性

50歳以上、BI 400以上、男性788、女性732

対象集団の設定条件

地区の新聞、TVでリクルート

評価指標

発見率など

評価指標の把握

医療記録

結果

74%の受診者に3,356個の結節検出。肺癌はInterval case3例を含んで68例。Incidenceの非小細胞癌28例中17例61%がI期、肺癌死亡率は1,000人年あたり1.6、MLPと比較するために50歳以上男性に限定するとMLPが1,000人年あたり2.0・LDCTは2.8で有意差はない。

不利益

過剰精査

研究全般に関するコメント

死亡率をMLPと比較しているが、喫煙補正等がなされているかどうか不明。4年しか追跡していないので死亡率を解析するには短すぎる。
元々半数がMayo clinicの患者を対象にしており、診断は正しいと思っているようだ。48例が死亡。肺がん死9例。術後死亡は1例。Prevrence cancerを除いた全死因死亡は6.0/1,000人年、肺がん死亡率は1.6/1,000人年。
Incidenceの死亡率はMLPと同じ2.8 vs 2.0。またincidenceとMLPのstage分布を比較し、stage Iは47% vs 41%で差がないとしているが、stage Ibがなくなり、明らかに発見腫瘍径は小さくなっている。

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