有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024467 PMID: 15603850

著者

Gohagan JK/Marcus PM/Fagerstrom RM/Pinsky PF/Kramer BS/Prorok PC/Ascher S/Bailey W/Brewer B/Church T/Engelhard D/Ford M/Fouad M/Freedman M/Gelmann E/Gierada D/Hocking W/Inampudi S/Irons B/Johnson CC/Jones A/Kucera G/Kvale P/Lappe K/Manor W/Moore A/Nath H/Neff S/Oken M/Plunkett M/Price H/Reding D/Riley T/Schwartz M/Spizarny D/Yoffie R/Zylak C/THE LUNG SCREENING STUDY RESEARCH GROUP

出典: Lung Cancer/ 47巻, 1号, 9-15頁/ 発行年 2005年

AF

3

研究方法

無作為化比較対照試験
feasibility study

検診方法

LDCT群は据置型で低線量CT、CXR群は胸部単純X線、当初は1回の予定だったが2回に増えた。

対象数

3,318人、LDCT群1,660人、CXR群1,658人

対象集団の特性

55-74歳、BI 600以上、男性50%以上

対象集団の設定条件

非喫煙者・10年以上前に禁煙したものは除外。

評価指標

Compliance, Contamination

評価指標の把握

医療記録、陰性例の抽出調査でcontamination調査

結果

ComplianceはLDCT群の1回目が96%、2回目が86%、CXR群は1回目が93%、2回目が80%。発見率はLDCT群が1回目10万対比1,900から2回目570、CXR群が1回目450から2回目680。腺癌はLDCT群が60%、CXR群が45%。LDCT群はI期48%、III-IV期41%、CXR群はI期40%、III-IV期45%。

不利益

X線被曝

研究全般に関するコメント

Feasibility studyとしては完結している。2回しかしていないのでStage shiftに関しても評価は難しい。
feasibilityを見る研究であるが、診断に関するところや、追跡の予算が確保できなかったため、結果だけを返し、あとは関与していない。Stage別発見率を見ると、CT群でIII期の発見例が多い。割り付けが適切であったとすると、III期であってもXPで発見できないものが多いということになる。

参考文献

58 GohaganJK, et al.(2004)

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