有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン
文献ID:S0024449
AF
4
研究方法
その他
検診方法
ヘリカルCT、胸部X線、胃X線
対象数
記載なし
対象集団の特性
記載なし
対象集団の設定条件
ヘリカルCTは、管電圧120kV、X線設定ビーム幅10mm、スキャン設定範囲260mm、1回転のスキャン時間1s/rot、テーブル速度20mm/sについて測定した。
X線検査は、照射法は集検7枚法を想定し、撮影は腹背方向(A→P)から4回、背腹方向(P→A)から3回の計7回、透視はA→Pから35s、P→Aから25sの計60sとして規定し、この一連の照射を1回の測定とした。
評価指標
被曝線量
評価指標の把握
ファントム実験
結果
ランドファントム中心におけるヘリカルCTの被曝線量は2.6±0.11mGy、胸部X線(間接)は0.26±0.01mGy、胃X線(間接)は1.9±0.09mGyであった。
ランドファントム表面におけるヘリカルCTの被曝線量は2.2±1.16mGy、胸部X線(間接)は0.82±0.02mGy、胃X線(間接)は4.2±0.22mGyであった。
不利益
X線被曝
研究全般に関するコメント
胸部X線検査の被曝線量はファントム中心でヘリカルCTの約1/10、ファントム表面で約1/3であった。胸部X線検査による被曝の影響は小さいと考えられる。