有効性評価に基づく肺がん検診ガイドライン

文献ID:S0024449

著者

村松禎久/秋山典子/花井耕造

出典: 日放技学誌/ 52巻, 1号, 1-8頁/ 発行年 1996年

AF

4

研究方法

その他

検診方法

ヘリカルCT、胸部X線、胃X線

対象数

記載なし

対象集団の特性

記載なし

対象集団の設定条件

ヘリカルCTは、管電圧120kV、X線設定ビーム幅10mm、スキャン設定範囲260mm、1回転のスキャン時間1s/rot、テーブル速度20mm/sについて測定した。
X線検査は、照射法は集検7枚法を想定し、撮影は腹背方向(A→P)から4回、背腹方向(P→A)から3回の計7回、透視はA→Pから35s、P→Aから25sの計60sとして規定し、この一連の照射を1回の測定とした。

評価指標

被曝線量

評価指標の把握

ファントム実験

結果

ランドファントム中心におけるヘリカルCTの被曝線量は2.6±0.11mGy、胸部X線(間接)は0.26±0.01mGy、胃X線(間接)は1.9±0.09mGyであった。
ランドファントム表面におけるヘリカルCTの被曝線量は2.2±1.16mGy、胸部X線(間接)は0.82±0.02mGy、胃X線(間接)は4.2±0.22mGyであった。

不利益

X線被曝

研究全般に関するコメント

胸部X線検査の被曝線量はファントム中心でヘリカルCTの約1/10、ファントム表面で約1/3であった。胸部X線検査による被曝の影響は小さいと考えられる。

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