(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版

文献ID:S0020383 PMID: 9127174

著者

Di Carlo V/Zerbi A/Balzano G/Villa E

出典: Int J Pancreatol/ 21巻, 53-8頁/ 発行年 1997年

Evidence Level

IV

目的

膵癌手術例に対するIORTの効果。

研究施設/組織

San Raffaele科学研究所 (イタリア)

研究期間

1985〜1994年

対象患者

上記施設で,上記期間に膵切除を受けた101例
そのうち74例に補助療法を加え,27例は手術のみ。54例にIORT施行
補助療法は,放射線療法,化学療法のいずれか,あるいは併用

介入

IORT: 6〜12MeV 電子線,12.5〜20Gy
EBRT: 1.8Gy/回,総量45Gy
化学療法: epiadriamicin 40mg/m2+5−FU 1000mg/m2/日 div,5日間

主要評価項目

生命予後

結果

                生存中央値      局所再発率
膵切+IORT (n=54)     17ヵ月          38%
膵切のみ (n=47)      14ヵ月 ns        54% ns

                生存中央値
膵切+補助 (n=74)     17ヵ月
膵切のみ (n=47)       12ヵ月   P<0.01
                         多変量解析でもP<0.05

                         生存中央値
膵切+Chemo+IORT+PORT (n=17)   20ヵ月
膵切のみ (n=27)                12ヵ月     P<0.05
Chemo,IORT,PORTのいずれか単独では有効性なし。

結論

膵切除にIORTを加えただけでは,生存率に影響なかったが,膵切除に化学療法,IORT,術後照射をすべて加えると予後が改善。
補助療法は,膵切除術の予後を改善すると考えられる。

作成者

下瀬川 徹,石川 治

コメント

単一施設の後ろ向きコホート研究。
研究デザインがしっかりしている。

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