(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版

文献ID:S0020380 PMID: 9300737

著者

Dobelbower RR/Merrick HW/Khuder S/Battle JA/Herron LM/Pawlicki T

出典: Int J Radiat Oncol Biol Phys/ 39巻, 31-7頁/ 発行年 1997年

Evidence Level

IV

目的

膵癌の根治切除に対する放射線補助療法の有用性を明らかにする。

研究施設/組織

オハイオ医科大学

研究期間

1980〜1995年

対象患者

上記施設で,上記期間に診断された膵癌249例のうち,根治手術を受けた44例
44例をIORT/EBRTの有無で4群に分けて検討
 手術のみ14例,手術+IORT 6例,手術+EBRT 14例,手術+IORT+EBRT 10例

介入

手術+IORT+EBRT群のIORTは10〜20Gy,EBRTは27〜54Gy (うち4例は肝臓に予防的EBRT)
手術+EBRT群のEBRT は50〜67.7Gy (うち2例は肝臓に30〜30.9Gy)
化学療法: 18例に5−FU/leucovorin
  手術のみの1/14例,手術+EBRTの9/14例,手術+IORT+EBRTの9/10例,手術+IORTの0/6例に化学療法を併用

主要評価項目

生命予後

結果

              生存中央期間
手術のみ           6.5ヵ月
手術+IORT         9ヵ月 P=0.0765 (vs 手術のみ)
手術+EBRT         14.5ヵ月 P=0.0004 (vs 手術のみ)
手術+IORT+EBRT    17.5ヵ月 P=0.0002 (vs 手術のみ)

                 3生率
手術のみ
手術+IORT      有意でないが手術のみより良い
手術+EBRT         P=0.0004
手術+IORT+EBRT    P=0.0002

結論

放射線補助療法は膵癌根治手術例の予後を改善する。
特にIORTとEBRTの両者を併用すると有意に生存率を上げる。

作成者

下瀬川 徹,石川 治

コメント

後ろ向きコホート研究。
症例数が少ない。
一部に化学療法を併用しており,この影響が不明。

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