(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版

文献ID:S0020379 PMID: 2211209

著者

Shibamoto Y/Manabe T/Baba N/Sasai K/Takahashi M/Tobe T/Abe M

出典: Int J Radiat Oncol Biol Phys/ 19巻, 605-11頁/ 発行年 1990年

Evidence Level

IV

目的

膵癌の切除,非切除例に対するIORT/EBRTの効果。

研究施設/組織

京都大学放射線科,第1外科

研究期間

1983〜1989年

対象患者

京都大学外科における1983〜1989年の放射線治療を行った膵癌切除,非切除90例 (症例) と,1975〜1983年の切除のみの膵癌112例 (対照)
治癒切除+EBRT (n=17),治癒切除+IORT (n=2),治癒切除+EBRT+IORT (n=4),非治癒切除+EBRT (n=13),非治癒切除+IORT (n=2),非治癒切除+EBRT+IORT (n=5)

介入

EBRT: 10Mev,1.6〜1.8Gy×5/週 (総量: 治癒切除例に50〜55Gy,非治癒切除例に55〜60Gy)
IORT: 10〜12Mev,治癒切除例に25Gy,非治癒切除例に30〜33Gy
EBRT+IORT: EBRT を術前に25〜30Gy, 残りを術後に照射
手術+EBRT: EBRT 50〜67.7Gy (うち2例は肝臓に30〜30.9Gy)。

主要評価項目

生命予後

結果

・治癒切除群   生存中央値   3年生存率
 照射あり      14ヵ月        21%
 照射なし      10ヵ月        19%
                P=0.11

・非治癒切除群 生存中央値
 照射あり      12ヵ月
 照射なし      6.5ヵ月
            P=0.036

結論

治癒切除に放射線補助療法を加えても,生存中央値は改善しない。
非治癒切除例や非手術例では,放射線補助療法が生存率を延長させる可能性がある。

作成者

下瀬川 徹,石川 治

コメント

単一施設の後ろ向きコホート研究。
対象症例が少なく,解析が不十分。
対照に異なる年代の膵癌手術例を用いており,放射線治療を加えた群との比較が難しい。

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