(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版

文献ID:S0020372 PMID: 7754537

著者

Fossati V/Cattaneo GM/Zerbi A/Galli L/Bordogna G/Reni M/Parolini D/Carlucci M/Bissi A/Staudacher C/Di Caro V/Calandrino R

出典: Tumori/ 81巻, 23-31頁/ 発行年 1995年

Evidence Level

IV

目的

膵癌の切除例に対するIORT,IORT+化学放射線療法併用の効果。

研究施設/組織

サン ラファエル病院

研究期間

1985年1月〜1992年9月

対象患者

上記期間中にサン ラファエル病院でIORTを受けた膵癌手術例32例
IORTのみ: 20例
IORT+完全補助療法 (1CHT course+45Gy ERT+5CHT courses): 6例
IORT+不完全補助療法: 6例

介入

完全補助療法: 切除+IORT,3〜4週後に5日間の化学療法 (CHT),2〜3週後から4〜5週間のERT,2〜3週からCHTを4週ごとに5クール。
IORT: 15〜20Gy
ERT: 1.8〜2Gy×5/週,総量 40〜45Gy
CHT: epiadriamicin 40mg/m2,iv,1日
5-FU 1000mg/m2,iv,(8時間で点滴) 1〜5日間

主要評価項目

生命予後

結果

  切除群          生存中央期間
IORT               18ヵ月
IORT+完全補助療法     20ヵ月          P>0.05 (ns)

  切除群       6ヵ月   12ヵ月  24ヵ月  36ヵ月
IORT (+) 32例     87%    67%    26%     9.9%
IORT (−) 38例    85.9%    49%    16%    10%
                  いずれも有意差なし

  切除群      局所再発率
IORT (+) 32例     25%
IORT (−) 38例    55.8%    P<0.02

結論

膵癌切除例に対するIORTの併用は,患者の生存率の改善という点では有意な効果はみられない。
IORTは,切除群の局所再発率を有意に抑制する。

作成者

下瀬川 徹,石川 治

コメント

単一施設の後ろ向きのコホート研究。
症例数が少ない。

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