(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版

文献ID:S0020361 PMID: 9440759

著者

Hoffman JP/Lipsitz S/Pisansky T/Weese JL/Solin L/Benson AB 3rd

出典: J Clin Oncol/ 16巻, 317-23頁/ 発行年 1998年

Evidence Level

IV

目的

局所進行膵臓癌に対する術前放射線化学療法の安全性と有効性について,多施設でプロスペクティブに検討する。

研究施設/組織

Eastern Cooperative Oncology Group (ECOG) の12施設にて治療を受けた64名

研究期間

1991〜1993年

対象患者

Eastern Cooperative Oncology Group (ECOG) の12施設にて治療を受けた64名

介入

膵癌症例全例に対して術前放射線化学療法を行う。

主要評価項目

術前放射線化学療法と周術期合併症の発生頻度の関連性の評価。術前放射線化学療法の安全性。術前放射線化学療法施行期間中に疾患が進行した症例の割合と,施行後に根治切除術を行えた症例の割合の算出。無再発率と生存率,術前放射線化学療法の長期毒性の評価。

結果

全64例中62例に術前放射線化学療法を施行し,このうち53症例が評価可能であった。12症例は手術せず41例は開腹術を行った。開腹例中17例は根治切除不可能のため切除せず,24例は切除し得た。術後死亡は1例であった。全症例の生存中央値は9.7ヵ月,切除可能24例では15.7ヵ月であった。

結論

術前放射線化学療法は安全に施行しえた。進行膵臓癌症例では術前化学療法を行うことによって,予後が改善する可能性が示唆された。

作成者

石川 治,大東弘明

コメント

術前放射線化学療法の毒性,治療完遂率の評価はなされているが,長期予後に関しては対照群のデータがなく,統計学的な有効性の評価もなされていない。

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