(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版

文献ID:S0020202 PMID: 15365074

著者

Rocha Lima CM/Green MR/Rotche R/Miller WH Jr/Jeffrey GM/Cisar LA/Morganti A/Orlando N/Gruia G/Miller LL

出典: J Clin Oncol/ 22巻, 3776-83頁/ 発行年 2004年

Evidence Level

II

目的

局所進行および転移性膵癌に対するGemcitabine (GEM) 単独治療とイリノテカン併用療法 (IRINOGEM) の生存期間に対する効果を比較検討する。

研究施設/組織

多施設共同研究

研究期間

2000年2月〜2001年12月

対象患者

病理学的に確認された局所進行あるいは転移性膵癌169例のGEM単剤群と173例のIRINOGEM群

介入

GEM群: 1000mg/m2を週1回30分点滴静注,7週連続投与,1週休薬,その後3投1休
IRINOGEM群: イリノテカン100mg/m2とGEM1000mg/m2を2週連続投与,3週目休薬を繰り返す。
Phase IIIランダム化比較試験

主要評価項目

生存期間,抗腫瘍効果,TTP,CA19-9の変化,安全性

結果

50%生存期間: GEM群 6.6ヵ月,IRINOGEM群 6.3ヵ月
抗腫瘍効果: GEM群 4.4%,IRINOGEM群 16.1% (P<0.01)
TTP: GEM群 3.0ヵ月,IRINOGEM群 3.5ヵ月
CA19-9の変化は抗腫瘍効果と平行して変動した。
grade 3の下痢はIRINOGEM群で多かったが,血液学的毒性,QOLの変化は同等であった。

結論

IRINOGEMは安全に投与でき,抗腫瘍効果は単独群に比べ優るも,生存期間には延長効果を認めなかった。

作成者

船越顕博,澄井俊彦

コメント

安全性に問題なく,期待された併用療法であったが,GEMとの併用療法は生存期間の延長をもたらせず,有効とはいえなかった。

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