(旧版)科学的根拠に基づく膵癌診療ガイドライン 2006年版
文献ID:S0020175
PMID:
11255521
Evidence Level
V
目的
CTガイド下生検陰性例とERCP下細胞診陰性例に対するEUS-FNABの診断能の前向きコホート研究。
研究施設/組織
3次病院 (Indiana University Medical Center)
研究期間
1992〜1996年
対象患者
膵癌の疑われた膵腫瘤102症例 (膵癌患者61例と非膵癌患者41例)
介入
CTガイド下生検陰性例とERCP下細胞診陰性例に対するEUS-FNAB
主要評価項目
検体採取不良あるいは診断不能,感度,特異度,Likelihood ratio
結果
検体採取不良あるいは診断不能18.6%,感度93% (検体不良1.6%除外),特異度82.9% (検体不良17%除外)。
結論
EUS-FNABは他の生検手段 (CTあるいはERCP)で陰性かつ膵癌を疑う症例には価値ある検査法である。
作成者
山雄健次,田近正洋
コメント
EUS-FNABの前向き研究。